
ベイルート:少なくとも188人が死亡した、8月4日にベイルート港で起きた爆発で、少なくとも3人のレバノン人を含む7人がいまだに行方不明だ、とレバノン陸軍は29日、発表した。
「捜索救助活動は行方不明者が見つかるまで終わりません」と陸軍のElias Aad報道官は記者会見で述べた。
同氏は記者に対し、いまだに「行方不明なのは7人。親戚がDNAサンプルを提出したレバノン人が3人、シリア人が3人、エジプト人が1人」と述べた。
同氏によると、この数字は、レバノンの国内治安部隊が赤十字と協力して提出したデータに基づいているという。
国内治安部隊は先週、爆発後に行方不明になっていた33人の遺体を確認したと発表した。
保健省は29日、爆発による死者は188人に達したと発表した。
ベイルート港での膨大な量の肥料用硝酸アンモニウムの爆発ではまた、6500人以上が負傷し、数万人が家を失い、数カ月に及ぶ経済危機とコロナウイルスのパンデミックの後、新たな苦難が街に積み重なった。
爆発で家が被害を受けたり、破壊されたりした約10万人の子供を含む推定30万人が、不可欠な安全な水と衛生サービスを利用できない状況に直面している、とユニセフは28日、警告した。
「COVID-19の感染者数が急増し続ける中、爆発によって人生が一変した子供や家族が安全な水と衛生設備を利用できるようにすることが、これまで以上に重要です」とユニセフ・レバノン事務所代表の杢尾雪絵さんは語った。
AFP