


サイード・アル・バタティ
アルムッカラ:金曜日に赤十字国際委員会(ICRC)が管理する少なくとも5機の航空機で、主要な捕虜交換の最終段階として352人の捕虜たちがイエメンの空港に移送された。ICRCおよび現地の当局や住民らが述べた。
ICRCによれば、同組織の航空機がアデン、サナア、サユーンの空港間を複数のフライトで、2日間で1056名の元捕虜を輸送したという。
「イエメン赤新月社およびサウジ赤新月社と協力して、1056名の 抑留者たちの解放と輸送を完了できたことを嬉しく思います」とICRCは述べた。「我々は今回の成功に勇気づけられており、これが将来、さらに多くの抑留者たちの解放と移送への取り組みに繋がることを期待します」
マジェド・ファドハイル人権副大臣は、作戦2日目に政府軍捕虜151名がフーシ派捕虜201名と交換されたとアラブニュースに語った。
前日には、イエメン政府は国連仲介の取引の下、470名のフーシ派と自軍の捕虜221名とを交換した。その中には15名のサウジアラビア人、4名のスーダン人に加え、5名のジャーナリストも含まれていた。この2日間の作戦について、国連の駐イエメン特使であるマーティン・グリフィス氏は「イエメンの内戦史上で」最大規模のものであると表現した。
木曜日の公式メディアの発表によれば、イエメンのアベド・ラボ・マンソール・ハディ大統領は、解放された捕虜たちに必要な医療措置を施すよう指示したという。それと同時に金曜日に、政府が統制するアデンとサユーンの街に何百人もの人々が押しかけ、解放された捕虜たちを出迎えた。何十人もの元抑留者を乗せた大型バス数台が、イエメン国旗や花を持つ大勢の人々の間を進んで行った。