
イスタンブール:金曜日の午後、政府関係者は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はカナダのジャスティン・トルドー首相に、カナダの一部のドローン技術の輸出停止は同盟の精神に沿っていないと述べた、 と報じた。
カナダは、アルメニアとの紛争に関与するアゼルバイジャン軍がドローンを使用した疑いでカナダ政府が調査を行い、今月初めにトルコへのドローン技術の輸出を停止した。
金曜日の電話で、エルドアン大統領とトルドー首相は、関係の改善と二国間貿易の拡大について話し合ったと同大統領は述べ、防衛面での協力に関する問題の克服についても話し合ったと付け加えた。
「電話の中で、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、アゼルバイジャンとアルメニアの紛争でカナダがトルコへの一部の軍事製品の輸出を停止したことは、同盟の精神に反していると述べた」と関係者は報じた。
トルコとカナダはどちらも北大西洋条約機構 (NATO)の加盟国である。
カナダの発表を受け、トルコの外務省は、停止が二重規範にあたると述べた。
輸出データによると、ナゴルノ・カラバフ自治州で紛争が勃発する前、同盟国であるアゼルバイジャンへのトルコの軍事輸出は今年6倍に増加し、ドローンやその他の軍事機器の売上高は先月だけで7700万米ドルに増加していた。
戦争と武力による暴力を防止することを目的としているカナダのNGO、Project Ploughsharesによると、アゼルバイジャンが公表した空爆の映像から、ドローンにカナダのL3ハリス・テクノロジーズ (L3Harris Technologies, Inc.)のユニットであるL3Harris Wescam製のEO / IRセンサーやレーザー目標指示装置が装備されていたことが確認されている。
トルコ政府は、ナゴルノ・カラバフ自治州を巡る争いにおいて、親密な同盟国に味方すると述べている。
ロイター