東京:朝鮮民主主義人民共和国外務省日本研究所の金雪花研究員は、日本はNATOとの共謀計画で、危険な道を歩んでいる、と指摘した。
朝鮮中央通信社が発行した記事の中で、「日本とNATOの前例のない軍事的結託の動きが、国際社会の大きな懸念と警戒心を呼び起こしている」と、金氏は述べている。
特に、自由で独立したインド太平洋地域への持続的な呼びかけと関連して、日本がアジアで初めてNATO 連絡事務所を設立する計画を示したことにより、金氏は日本が地域の安全保障を再考せざるを得なくなったと引用している。
「日本は、NATOに独立的な政府代表部を新設し、北大西洋理事会会議をはじめNATOが主管する会議 に定期的に参加し、NATOとの安保協力範囲を宇宙およびサイバー空間に拡大しようとしている」と、金氏は述べている。「この憂慮すべき日本とNATOの癒着関係の背後には、米国という黒い影があるということは、看過できない。」
金氏は、オーカス(AUKUS)、日米豪印戦略対話(Quad)、ファイブアイズ(五つの目)などの安全保障連携を、中国やロシアに対する反体制的な存在として批判し、日本や韓国などの「追従国」と呼ばれる国々を排他的な安全保障協力組織に引き込み、NATOと結び付けて単一の組織を形成しようとしているとして非難している。
また、日本は軍事的大国化を実現しようとしている、とも述べている。
「軍事的癒着や戦争、対決と代名詞であるNATOとの軍事共謀・結託を日本が強化すればするほど、地域の平和と安定を破壊し、日本列島の不安定性と不可逆的な孤立を招くようになるだけである」と、金氏は述べている。