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サウジアラビアが初の地質調査航空機を投入

(シャッターストック)
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25 Aug 2021 05:08:34 GMT9
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アラブニュース

リヤド:サウジアラビアが、リヤド州ダワドミ県で初の地球物理学調査航空機を投入した。

このプロジェクトは24日、産業・鉱物資源大臣であり、サウジ地質調査所会長のバンダル・アルホレイエフ氏に代わり、ハリド・アル・ムダイフェル産業・鉱物資源副大臣が発足させた。

サウジアラビア地質調査所のアブドゥラ・アル・シャムラニCEOは、当局は、サウジアラビアの最大60万平方キロメートルにわたって広がるアラビア楯状地の様々な高解像度の地質データの取得を目指していると語った。また、この地域の鉱床も検出することになる。

アル・シャムラニ氏は、このデータは鉱物探査の支援に貢献し、サウジの経済を刺激し、収益を多様化させることになると述べた。また、サウジアラビアのビジョン2030の目標を達成するために、鉱業部門への投資を誘致することにもなる。

また、サウジは鉱物資源の観点では世界で最も豊かな国の1つであり、産業・鉱物資源省のデータによると、その価値は5兆サウジリヤル(1.3兆ドル)と推定されていると、同氏は語った。また、アル・シャムラニ氏は、鉱物資源は石油や石油化学製品に次ぐ、同国の3番目の経済的富の源泉になるとも予測した。

アル・シャムラニ氏は、空からの地球物理学調査活動には、サウジアラビアのアラビア楯状地全体の磁気・放射性地球物理学調査が含まれる予定だと述べた。当局はまた、地磁気・放射分析の高解像度データやデジタルマップを取得すると共に、最も重要な地質構造や岩相を反映した磁気・放射線地図の地質学的解釈を行うことも目指している。これにより、最も重要な鉱化環境範囲を特定し、数値化することが可能になる。

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