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イスラエルの防衛大臣がパレスチナ人の死亡に謝罪

2020年5月31日にエルサレムで行われた週に一度の閣議中、マスクを着用してガビ・アシュケナジ外務大臣と話すイスラエルの防衛大臣とベニー・ガンツ代替首相。(AFP)
2020年5月31日にエルサレムで行われた週に一度の閣議中、マスクを着用してガビ・アシュケナジ外務大臣と話すイスラエルの防衛大臣とベニー・ガンツ代替首相。(AFP)
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01 Jun 2020 03:06:32 GMT9
01 Jun 2020 03:06:32 GMT9

エルサレム:イスラエルの防衛大臣が日曜、イスラエルの警察官が非武装のパレスチナ人男性を射殺したことを謝罪した。男性は自閉症だった。

エルサレム旧市街で土曜にイヤド・ハラク(32才)が撃たれたことは幅広い非難を引き起こし、イスラエル治安部隊の過度の武力行使を主張する不満が再び盛り上がることとなった。

権力分担協定に基づくイスラエルの「代替」首相でもあるベニー・ガンツは、イスラエル内閣の週に一度の閣議で意見を述べた。彼の席は、冒頭の挨拶でこの事件について何も触れなかったベンヤミン・ネタニヤフ首相の近くだった。

「イヤド・ハラクが撃たれて死亡した事件を本当に残念に思います。家族の皆さんと悲しみを分かち合います」と、ガンツは述べた。「この件が早急に調査され、結論が出されると確信しています」

ハラクの親類は彼が自閉症で、撃たれた時は毎日勉強に通っていた特別支援学校に向かう途中だったと話した。

イスラエル警察は声明の中で、容疑者が「ピストルのように見える不審物を持っている」ことに気づいたと述べた。止まるように命じたにもかかわらず彼が従わなかったため警官が発泡したと、声明は述べる。警察のミッキー・ローゼンフェルド報道官が後に、武器は見つからなかったと述べている。

イスラエルメディアは関与した警官たちが事件の後、手順について取り調べを受けたと報じた。警官のうちの1人の代理人を務める弁護士は、イスラエルのラジオ局Army Radioの取材の中で家族にお悔やみの言葉を送った。

ここ数年、武装組織と明確なつながりを持たない単独のパレスチナ人攻撃者が一連の殺傷事件や銃撃事件、および自動車での体当たり攻撃を起こしていた。

パレスチナとイスラエルの人権団体は、イスラエル治安部隊が逮捕可能だった個人を殺害したり、自分の命の危険がないのに殺傷力の高い武器を使ったりするなど、一部のケースで過剰な武力を行使していると昔から非難していた。

パレスチナ人を支持する一部の活動家は、土曜の銃撃事件と、最近起こった米国での警察による暴力事件を比較した。

AP

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