• 航空便は午後5：40を少し回った頃にドバイ国際空港に到着し、超高層ビルのあふれるこの都市に観光客を連れてきた
• 観光客の到着は、COVID-19のパンデミックの最中に、ドバイが極めて重要視している観光産業を復活させようとしているときだった

ドバイ：イスラエルの観光客を乗せたアラブ首長国連邦行きの航空便が11月8日、都市国家ドバイに到着した。これは、両国が合意に達した関係正常化の最新の兆しとなる出来事だ。

フライドバイFZ8194便は、およそ3時間の空の旅の後、午後5：40を少し回った頃にドバイ国際空港に到着し、超高層ビルのあふれるこの都市に観光客を連れてきた。この格安航空会社は、乗客を乗せるために11月8日の早朝、自社のボーイング737を1機、テルアビブのベン・ガーオン空港に送っていた。

この航空便はサウジアラビア上空を超え、アラビア湾の海上を超え、7つの首長国の連邦で、アブダビの所在地でもあるUAEに到着した。

観光客の到着は、COVID-19のパンデミックの最中に、特にドバイが極めて重要視している観光産業を復活させようとしているときだった。UAEとイスラエルは、両国間の定期民間航空便を至急開設することに合意した。最近は、他の航空便が企業や政府の代表団を輸送してきた。

フライドバイは今月、テルアビブへの航空便を開設する計画だ。航空会社のフライドバイは、前述の8日の便をイスラエルに来る観光客の「チャーター便」だと述べた。

この動きは、内密にコンタクトを取ってきたイスラエルとUAEが、外交関係の正常化を公にしてからのことだった。UAEが9月、ホワイトハウスの署名式典で、バーレーンと共にイスラエルとの関係正常化合意に署名し、UAEとバーレーンはイスラエルと現在和平協定に合意した3番目と4番目のアラブ諸国となった。

しかし、エジプトとヨルダンは早期に和平協定に署名していたが、UAEはイスラエルとの「友好的な」和平を期待すると述べた。UAEはまたこの合意が、アメリカから高度な機能を有するF-35戦闘機を購入しようとする自国の取り組みに役立つことも望んでいる。この合意により、依然としてイランに懐疑的である3カ国が団結するようにもなっている。

しかし、この合意はイスラエルとパレスチナの何十年も続く紛争を扱ってはいなかった。11月3日の大統領選挙に先駆けて、ドナルド・トランプ大統領の外交政策と考えらたこの合意は、次期大統領のジョー・バイデン氏の後継政権に直面することになる。

AP通信