
ベルリン:ドイツの国防相は火曜日、欧州の任務に参加しているドイツのフリゲート艦による地中海でのトルコの貨物船捜索に対するトルコの抗議を拒否し、ドイツの船員の行動は正当なものであると主張した。
日曜日の事件を受け、トルコは、欧州連合、ドイツ、イタリアを代表する外交官を召喚し、リビアへ向かう貨物船ロザリーンA号がドイツのフリゲート艦ハンブルク号の人員による「違法な」捜索を被ったと強く主張した。ドイツの艦船は、リビアに対する武器禁輸措置を執行している欧州連合の海軍によるイリニ作戦に参加していた。
ドイツの関係者によると、乗船命令はローマのイリニ作戦本部からのもので、チームが乗船している間にトルコが抗議したという。その後、捜索は終了した。
トルコは、捜索は 「許可無しに強制的に行われた 」としている。
ドイツのアンネグレート・クランプ=カレンバウアー国防相は、ドイツの船員の行動を支持した。
「私にとっては、ドイツ連邦軍の兵士が完全に正当に行動したことをはっきりさせることが重要です」と同氏はベルリンでの会見で語った。「彼らは欧州のイリニ作戦の枠組みの中で求められていることをしました。」
「トルコ側とこのような議論があるということは、この欧州ミッションの根本的な問題の一つを示しています」とクランプ=カレンバウアー氏は付け加えたが、詳細には触れなかった。「ただし、私がここではっきりと言うことが 非常に重要ですが、今、兵士に対して行われている非難には何の根拠もありません。」
これは、リビアに対する武器封鎖を執行するNATO同盟国の海軍とトルコの間の2回目の事件となる。
AP