
ロンドン:米国国務長官のマイク・ポンペオ氏は金曜、ウラン濃縮度を高めると誓約したイラン議会によって承認済みの議案を巡り、国際社会に警告した。
彼は議会の決定を非難し、同戦略が実行された場合、国際社会にとって脅威となり得ると述べた。
The international community must not reward Iranian nuclear gamesmanship. The steps passed by Iran’s Majles, if implemented, would bring Iran to the dangerous 20% uranium enrichment level with no credible rationale for any peaceful purpose.
— Secretary Pompeo (@SecPompeo) December 11, 2020
「国際社会はイランの核戦略に報いてはなりません。イランの議会によって可決されたこの措置は、実行された場合、いかなる平和的目的においても信頼できる論理的根拠もなく、イランの危険なウラン濃縮度を20%上昇させることになってしまいます」と米国国務長官はツイッターに書き込んだ。
一方、米国のイラン特使、エリオット・エイブラムズ氏は、アナリストらが、非効率的だと考えているドナルド・トランプ大統領のテヘラン政権への「最大限の圧力」政策に関して、誤解していたことを強調した。
エイブラムズ氏は、同政策が成功を収め、極めて効果的であったことを強調した。
さらに、エイブラムズ氏は、イラン経済に更なる制裁を課し、2015年にテヘランと世界大国との間で締結された核交渉を覆したと見られる最大限の圧力の運動が、イラン政権とのより良い合意に達する目的であった、と説明した。