
カイロ:イエメンの首相は1月2日(土)、アデンの空港へのミサイル攻撃は新内閣を「排除する」ことを目的としたものだと発言した。イエメン南部の主要都市アデンに閣僚らが到着した直後に起きたこの大胆不敵な襲撃について、イランを後ろ盾とするフーシ派武装軍を非難している。
マエーン・アブドゥルマリク・サイード首相がアデン市のマシクパレスにある首相執務室でアソシエートプレス(AP)とのインタビューを行った。首相は12月30日(水)に25人以上の死者と110人の負傷者を出した攻撃から難を免れ、今回その後最初の国際メディアとのインタビューとなった。
「新政府を排除することを目的とした重大なテロ攻撃だった」と首相は言う。「イエメンの平和と安定に対抗するメッセージと受け取っている」
サイード首相は、空港へのミサイル攻撃と、首相および内閣閣僚らがパレスへ移動した直後に起きたドローン攻撃は、イエメン国内のフーシ派武装軍によるものだと繰り返し非難 した。
南部分離派との危険な政治分裂を終結させるべく、12月にイエメン新政府が樹立された。
空港のミサイル攻撃に使われた「手口」は、フーシ派の戦略の典型的なものだと首相は言う。
その攻撃はサイード首相と彼の内閣閣僚らを乗せた航空機が着陸した直後に起きた。アデンの空港現場を映したAPの動画には、彼らが機体から降りてきたところを爆発がターマックを揺るがし、閣僚らが機体の中へ逃げ込んだりタラップを駆け下りて避難したりする様子が映っていた。
サイード首相によると、精密誘導装置付きの3機のミサイルが空港施設に打ち込まれ、彼らの乗っていた航空機と空港の到着ロビーおよびVIPラウンジが標的とされたという。
「誘導装置の精密度は非常に高く、作戦の規模も大きなものだった」と首相は言う。
首相によると、イエメンの調査団がミサイルの破片を収集し、アラブ連合および米国がミサイルの種類や発射場所の特定を手伝うという。
サイード首相と彼の新内閣は、サウジアラビアにてイエメンのアブド・ラッボ・マンスール・ハディ大統領の面前で正式就任を受けた一週間後にイエメンへ戻ってきたところだった。ハディ大統領は現在サウジアラビアに亡命している。
内閣の再編成は、サウジアラビアを後ろ盾とするハディ大統領と分離派の南部暫定評議会との間の権力分担協定の一部として行われた。南部暫定評議会は南イエメンの独立を取り戻そうとしている武装集団を擁護している。南イエメンは1967年から1990年の統合まで、南イエメン人民共和国として独立していた。
サイード首相は、彼の新政府は何ヶ月にもわたってハディ政権と南部暫定評議会の間で繰り広げられていた内部抗争に終止符を打ち、政府管轄地区における「安全と安定」を優先させていくと語る。
「アデンでいかなる問題が起ころうと、この政府は存続し続ける」と彼は言った。
また、彼の政権が最大の焦点とする「膨大なる」経済上の課題についても指摘した。
アラブ世界で最も貧困する国イエメンにおける対立抗争は、2014年にフーシ派が首都サヌアを攻略し、ハディ政権を締め出したことに端を発した。
AP