
テヘラン—- 裁判所公認のミザン・オンライン通信社の話によれば、イランは日曜日に2名を「テロ行為」の罪で、もう1名を殺人および持凶器強盗で絞首刑に処した。
シスタン・バルチスタン州南東部で日曜日の早朝に3名の死刑が執行された。
そのうち2名は、ハッサン・デハバリとエリアス・カランダルゼヒで、2014年4月に「大量の爆発物」と武器の所有が見つかり逮捕された。
ミザンは、ふたりが誘拐、爆破、治安部隊および市民の殺害、聖戦主義者ジャイシュ・アル・アドル(正義軍)集団への協力による罪で有罪となったと報じた。
デハバリとカランダルゼヒはその他に、「不信仰者宣告ファトワー」のみならず、ジャイシュ・アル・アドルの「爆弾の製造方法」に関する書類を所有していたとして逮捕された。「不信仰者宣告ファトワー」はイランのシーア派関係機関がスンニ派過激組織の発した命令を指して使用する用語だ。
イランでは近年、ジャイシュ・アル・アドルがいくつかの大きな爆破事件と誘拐事件を起こしている。
去年の2月、同集団が自らの犯行と主張している自爆攻撃によってイランの革命防衛隊の27名が死亡した。
ジャイシュ・アル・アドルは、スンニ派過激組織ジュンダラ(「神の戦士」)の後継として組織された。2010年に指導者アブドゥルマレク・リギが逮捕・処刑され、ジュンダラは著しく弱体化したが、同組織はその前の10年間、致命的な反乱を起こしていた。
死刑となったもうひとりは、オミード・マフモウドゼヒだ。マフモウドゼヒは持凶器強盗および市民の殺害の罪に問われていたとミザンは報じた。
AFP