
サイード・アル・バターティ
アル・ムカッラー:イエメンのアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領は、イラン政権がよりあからさまにフーシ派を支援し、同国内の戦争を終わらせるための平和の取り組みを弱体化させていると非難した。
水曜日にリヤドで行われた国連のマーティン・グリフィス・イエメン担当特使のとの会談の中で、ハーディー氏は、サヌアにおけるイラン大使の存在は外交的および国際的な規範と法律に違反しており、イランのフーシ派に対するあからさまな支援を明らかにするものであると語った。
国営サバ通信によると、ハーディー氏は仲裁役を務めるグリフィス氏に対し、イランが先週、フーシ派に対してアデン空港への致命的な攻撃や、紅海における商業船舶への攻撃を行うよう指示するなど、イエメンの和平努力を破滅させ、平和と安定を損なうことを狙っていると語った。
フーシ派の支配下にあるサヌア駐在のイールルー・イラン大使は、1年前に起きたイランのコッズ部隊のカッサム・ソレイマニ司令官の殺害を記念する集会を含め、フーシ派が主催する社会的、宗教的、政治的活動に参加することにより、イエメンでの広範な暴動を煽っている。
イエメンの大統領は、イエメンの首都におけるイラン高官の活動は、テヘランがフーシ派を支援しているさらなる証拠を示すものであると語った。
イエメンのマイーン・アブドゥルマリク・サイード首相は先週、イランの軍事専門家がアデン空港の攻撃を計画したと非難した。
政府高官がアラブニュースに語ったところによると、国連特使は、ハーディー氏に対し新たな統一政府の樹立について祝辞を述べ、また、イエメンのアデン空港への攻撃やその他の攻撃を非難した。
ある政府関係者が匿名を条件に明かしたところでは、国連特使は、全国的な即時停戦を行った後、イエメンの人道危機に対処するための経済的措置を求める和平共同宣言案については協議しなかったという。
この提案では、イエメン政府とフーシ派が、権力の共有を議論するために直接対話を行うとしている。
アデンで、イエメンのアフマド・アワド・ビン・ムバーラク新外相は、戦争およびイエメン人の困窮に終止符を打つための協定を結ぶという政府の公約を改めて約束した。
ベルギーのドミニク・ミヌール駐イエメン大使との電話会談の中で、外相は、先週アデンで航空機の着陸直後にイエメン政府を攻撃することにより平和の取り組みを弱体化させようとしているとしてフーシ派を非難した。
一方、イエメンのアル・アリヤニ情報相は、重傷を負った2人の犠牲者が地元の病院で死亡したことにより、アデン空港襲撃による死者の数は27人となったと語った。
アデンの病院で負傷した報道関係者を訪問した際、大臣は、イエメンの大統領が政府に対し、重症者を海外に送る費用を含め、負傷者の医療費を支払うようを命じたと語った。
火曜日、公式メディアは、アデンの政治保安機関のマフーズ・モハメッド次長が、空港襲撃で受けた傷が原因で死亡したと発表した。
アデンの保健当局者はアラブ・ニュースに対し、攻撃で重傷を負った犠牲者の容態は悪化しており、その多くは海外での緊急の治療が必要とされると語った。