
アラブニュース
ロンドン:昨年1月にイランがウクライナ国際航空752便を撃墜したことで死亡した犠牲者の家族が、正義を求めたことにより、攻撃と脅迫活動の標的となった。
フライトで妻と娘を失ったハメド・エスマイリオン氏は、事故の9か月後にカナダでの集会に出席後、脅迫電話を受けたとタイムズ紙に語った。
氏は匿名の人物が「愛する人の最後の瞬間について語るため」に電話をかけてきて、不審な車がトロントのハメド氏の自宅外に止まっていたと述べた。
その後、氏は「お前はテロのリストに載っているので、残り少ない人生を楽しむと良い。そうすれば、国外の裏切り者のためのレッスンになるだろう。」というメッセージを受け取った。
金曜日は、カナダ人57人、英国人4人、イラン、ウクライナ、スウェーデン、アフガニスタン、ドイツ人など、航空機の搭乗者176人全員が死亡した航空事故の1周年であった。
1年経ち、カナダの家族は依然として正義を求め、イランが自分たちに対して心理戦を行っていると非難している。
「ただの悲しみではなく、激しい怒りと腹立ちがほとんどだ」と、43歳の歯科医であるエスマイリオン氏は述べた。「1年が経ったが、ほとんど答えがない。」
イラン司法当局の広報担当によると、撃墜に関連して6人が逮捕されたが、うち5人は保釈された。
航空機が墜落した国は、国際ルールにより調査の主導が義務付けられている。
しかし、イランの調査は、その機密性と重要な情報を隠蔽しようとする行為で批判を受けている。
人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの中東副局長、マイケル・ペイジ氏は、「ジェット機の犠牲者176人の家族は、愛する人の死の責任を負うべき者を知る権利がある」と述べた。
「イラン政府は、家族に妥当な補償を速やかに支払い、地位や階級に関わらず、適切な訴追を伴う公明正大な調査を行う必要がある。」
イランはまた、調査協力を拒否したことを受け、ウクライナからも批判を受けている。
墜落事故に関するカナダの特別顧問ラルフ・グデール氏は、イランが現場を「汚し」、ブルドーザーを使って重要な情報を隠蔽したとタイムズ紙に語った。犠牲者の家族は、機内の私物が没収されたと述べた。
「これは故意に傷口に塩をこすりつける行為だ。無礼で、恥ずべきことであり、完全な人命の軽視を表す。」とグデール氏は語った。カナダ人が受けた脅威、脅迫、ストーカー行為は「非難されるべき」と氏は付け加えた。
イランの脅迫のもう1人の標的は、ジャバード・ソレイマニ 氏だ。博士課程の学生だった妻のエルナーズ・ナビイーさん(30)が墜落で死亡した。
氏は、「殉教おめでとう」という張り紙が、イランをさる前に妻の葬式で棺にかけられていたと語った。
エスマイリオン氏が率いる被害者家族を代表するカナダの団体は、イランを国際司法裁判所に訴えるよう国に要請した。
しかし、このような措置は、他のあらゆる交渉手段が行われた後にのみとることができる。
イランは先週、墜落の犠牲者1人あたり15万ドルを支払うと伝えたが、その申し出は家族から批判されている。
「愛する人にどうやって値段をつけるのか?」犠牲者のうち13人が居住していたカナダの都市エドモントンのイラン人コミュニティリーダーであるペイマン・パルセヤン氏は述べた。「確かに、補償はイランの説明責任の一部だが、それは真実と正義の後に来るべきだ。」
妻のパリサさんと大学で出会った後、結婚したエスマイリオン氏は、「妻は献身的な歯科医であり、非常に知識が豊富で、私が知っている中で最高の母親であり、最高の妻だった」と語った。娘のリーラさんのことは「最も尊い子供」だったと氏は付け加えた。
エスマイリオン氏は墜落から1年後、「我々は正義のために戦い続ける。それが我々の義務であり目標である。あきらめるつもりはない。」と語った。