
ドバイ: 土曜日早朝、アメリカが米軍の主要な軍事拠点となっているバーレーンとUAEを、“主要な安全保障パートナー” という、これまでにない呼称で呼んだ。
ホワイトハウスによる声明は、この指定をバーレーンとUAEがイスラエルとの関係を正常化したことに関連付け、“彼らの並外れた勇気、決断、リーダーシップを反映する”ものだと述べた。また、両国は長い間、米軍の軍事演習に参加してきたことにも言及している。
この指定がバーレーンとUEAにとってどのような意味を持つのかは明らかとなっていない。
バーレーンはアメリカの第5艦隊の拠点であり、UEAのジュベル・アリ港はアメリカ国外で最も米軍艦が頻繁に訪れる港湾である。バーレーンには約5000人の米軍が駐留し、UAEには3500人の米軍がおり、その多くがアル・ダフラ空軍基地に駐留している。
すでにアメリカは、アメリカ中央軍の前方司令部が置かれているクウェートを“非NATO主要同盟国”に指定している。この指定によりNATO非加盟国に対し特別な財政的・軍事的な優遇が与えられる。バーレーンもまたNATO非加盟国だ。
アメリカ中央軍および国防総省に対しコメントを求めたが、すぐに回答はなかった。第5艦隊は国務省に問い合わせを照会したが、国務省にコメントを求めてもすぐに返答はなかった。
このアメリカ政府による指定は、ドナルド・トランプ政権の任期終了直前に行われた。
トランプ大統領は任期中、イランに対する強硬姿勢を理由に、湾岸アラブ諸国との緊密な関係を築いていた。
それは、トランプ政権が一方的に世界列強とのイラン核合意から離脱した後、イランとの間の関係を悪化させる一連のインシデントに拍車をかけた。
またこの指定の前、バーレーンとUAEは、エジプトやサウジアラビアと共に、アル・ウデイド空軍基地のあるカタールとの長年にわたる断交解消に合意している。
AP