
ラマッラー:イスラエルは月曜日、パレスチナ人に対し新型コロナウイルスワクチンの最初の出荷となる合計2,000回分のモデルナワクチンを供給したと発表した。
イスラエルのパレスチナ人との軍事連絡機関、COGATの声明によると、ワクチンは占領下のヨルダン川西岸地区に移送され、パレスチナ自治政府の医療チームによって使用される予定だという。
パレスチナの関係者は、引き渡しの確認も否定もしていない。
COGATのスポークスマンによれば、イスラエルはパレスチナ人のためのさらに3,000回分を確保しているという。イスラエルは市民に対するワクチン接種において世界をリードしているが、パレスチナ自治政府は別個に自らのワクチンの確保に努めてきた。パレスチナはロシアのスプートニク V ワクチンを注文している。
世界保健機関(WHO)の関係者が月曜日に語ったところでは、パレスチナはまた、今後数週間の間にCOVAXの世界的なワクチン共有プログラムから35,000から40,000回分のワクチンを受け取ることになっているという。
イスラエルは1967年の中東戦争でヨルダン川西岸を占領した。パレスチナ人は、ヨルダン川西岸、ガザ、東エルサレムに独立国家をするための領土を要求している。
ロイター