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ロンドン:ジョー・バイデン大統領は、イランの核開発をめぐる交渉を再開する前に、イランは先にウラン濃縮を止めるべきだと述べた。
バイデン大統領は、イランが合意内容を順守しない限り、2015年にドナルド・トランプ前大統領が核合意から撤退し、その後発動した厳しい経済制裁を緩和しないと述べた。
バイデン大統領がイランと世界大国との間の核合意を再開すると示唆している間でさえ、イランはここ数ヶ月の間、核合意違反を繰り返し行ってきた。
核合意の内容は、多くの人が核爆弾製造の意図があると恐れるイランの核開発を抑制する見返りとして、イランに対する経済制裁を緩和するものであった。
バイデン大統領は、日曜日に放映されるCBSのインタビューの中で、記者からイランとの核合意交渉再開のため、イランに対する経済制裁を解除するかどうかについて質問を受けた。
これに対しバイデン大統領は「ノー」と明確に一言で答えた。イランがまずウラン濃縮を止めなければならないかとの質問に対し、バイデン大統領はうなずいた。
With Iran resuming its enrichment of uranium, we asked Pres. Biden if the U.S. will lift sanctions first in order to get Iran back to the negotiating table on a nuclear deal.
— Norah O'Donnell 🇺🇸 (@NorahODonnell) February 7, 2021
“No,” Pres. Biden says, affirming that Iran will have to stop its enrichment program first pic.twitter.com/OPszf15Q1o
イランは先月、ウラン濃縮度を20%にまで高めていると述べた。これは核合意で合意されたウラン濃縮度3.67%の上限をはるかに上回る数値である。
バイデン政権はイランの核開発を阻止するために緊急に取り組む必要があるとしている。