リヤド:リヤド警察は、火曜日夜、「カプタゴン」として知られるアンフェタミン系ドラッグの蔓延に対するサウジアラビアの闘いの一環として、ドラッグの密売人らとその隠れ家を対象とした強制捜索を複数箇所で実行した。
ビデオ映像には、車両に乗った治安当局の担当官がリヤド市内でドラッグ密売人を追跡し、カプタゴン錠剤の入った袋を押収する強制捜索の様子が収められている。
この協同作戦は火曜日夜に実行された。警察は、一軒の住宅を急襲し、ダーツボード内部に隠匿されていた44万2千錠のアンフェタミン錠剤を押収した。
シリア国籍の3人が逮捕された。
サウジ当局は、違法薬物の供給や使用の取締りを継続している。ほぼ毎週、数百万錠のアンフェタミンが押収されている。
「インターナショナル・アディクション・レビュー・ジャーナル」誌で発表された調査によると、このドラッグの一度の摘発量の推定末端価格は、合計で約44億2千万米ドルから約1,105万ドルで、買い手が1錠あたりに支払った代金は10米ドルから25米ドルだったという。
アンフェタミンは、中東全域で、若年層の男性や十代の少年たちの間に広く蔓延している。ドラッグの販売によって集められた資金は、通常、組織犯罪やテロに使われている。
また、当局は、全ての人々に対して、セキュリティレポート1910に記された専用電話番号か、電子メール「1910@zatca.gov.sa」、国際電話番号「+966 11 420 8417」により通報し、密輸カプタゴンとの闘いに協力するよう呼びかけている。