
ニューヨーク:サウジアラビアは、「イランが支援するフーシ派民兵組織に対して、国際平和と安全保障に対する脅迫を止める責任を負わせ、その暴力的な活動の責任を取らせる」よう、国連安全保障理事会に求めた。
アラブニュースが確認した安保理宛ての書面による嘆願書の中で、サウジアラビア政府国連常駐代表のアブダラ・アル・ムアリミはまた、理事国に対し、フーシ派によるテロ行為を強く非難するよう求めた。
同書簡は、イエメンの民兵組織が行う王国への継続的な攻撃を「国際法と当該安保理決議の重大な違反」として強調した。
最近の例として挙げられたものの1つは、2月11日に王国のアシル州のアブハー国際空港を狙ったフーシ派による攻撃で、民間機1機が炎上した。
「民間のインフラを標的とし、無実の民間人旅行者を脅かすこのようなテロ行為は凶悪な戦争犯罪であり、フーシ派民兵組織は国際人道法に従ってその責任を負わなければなりません」と、アル・ムアリミが書簡の中で述べた。
このような行為はイエメンにおける包括的な政治的解決を達成するための国連の取り組みを頓挫させ続けるだけでなく、「地域の安全保障と国際平和も不安定化させる」と、代表は付け加えた。
書簡は、今月の安保理議長国を務めるイギリスのバーバラ・ウッドワード国連常駐代表に宛てられ、アントニオ・グテーレス国連事務総長にコピーが送られた。アル・ムアリミ代表はウッドワード代表に対し、同書簡を安保理の公式文書として回覧するよう求めた。