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東電社長、福島・大熊町長と会談=処理水放出を説明

政府は13日、2年後をめどに処理水を海洋放出する方針を決定した (AFP)
政府は13日、2年後をめどに処理水を海洋放出する方針を決定した (AFP)
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19 Apr 2021 05:04:16 GMT9
19 Apr 2021 05:04:16 GMT9

東京電力ホールディングス(HD)の小早川智明社長は19日、福島県大熊町の役場を訪れ、吉田淳町長と会談した。東電福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出について説明。東電は放出の実施や海域のモニタリング、風評被害が生じた場合の賠償などを担う。

小早川社長は会談で「福島の復興と(原発の)廃炉を完遂する覚悟で、私が先頭に立って進める」と述べた。会談後、記者団の取材に応じた吉田町長は「積極的に海に流すべきだと思ってはいないが、(処理水を保管する)タンクの敷地が無限ではない中での決定だ」と理解を示し、処理水の安全性について、分かりやすく透明性のある情報発信を東電に求めた。 

小早川社長は原発が立地する大熊町のほか、午後には同県楢葉、富岡、浪江各町の役場を訪れ、それぞれの町長と会談する予定だ。

政府は13日、2年後をめどに処理水を海洋放出する方針を決定した。東電をめぐっては、原発の安全対策をめぐる不祥事が相次ぎ、地元の不信感が募っている。

JIJI Press

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