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〔東京株式〕反落=新型コロナに警戒続く(24日)

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24 Apr 2020 05:04:27 GMT9
24 Apr 2020 05:04:27 GMT9

【第1部】半導体関連など景気敏感株中心に売りが広がり、日経平均株価は前日比167円44銭安の1万9262円00銭、東証株価指数(TOPIX)は4.69ポイント安の1421.29と、ともに反落した。新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な景気や企業業績の悪化懸念が改めて意識され、投資意欲が冷え込んだ。

 銘柄の55%が値下がりし、値上がりは41%。出来高は13億2710万株、売買代金が2兆0733億円。

 業種別株価指数(33業種)は、空運業、証券・商品先物取引業、電気・ガス業の下落が目立ち、上昇は石油・石炭製品、保険業、医薬品など。

 個別銘柄では、JAL、ANAが安く、東京ガスは下押した。野村が値を下げ、三菱UFJは弱含んだ。ソフトバンクGが軟化し、ファーストリテも売り物がち。東エレク、アドバンテスが大幅安で、ソニーも甘く、トヨタはさえない。半面、JXTGが高く、中外薬、武田は堅調で、富士フイルムも底堅い。東京海上、第一生命は堅調。任天堂が値を上げ、ネットワンは急伸した。

 【第2部】軟調。東芝が安く、大興電通、アイスタディが反落し、INSPECは続落。恵和、大運は大幅高。出来高8536万株。

 ▽整理売り消化できず

 24日の東京株式市場で、日経平均株価は下落した。休日中の外部環境の悪化を警戒して市場心理が冷え込み、週末特有の持ち高整理の売りを消化できなかった。

 米企業が開発中の新型コロナウイルス患者治療薬として期待された薬剤の有効性が疑問視され、23日の米国株は大幅高の後、急速に伸び悩んだ。また、米半導体大手インテルが2020年通期の業績予想の公表を見送ったことで、「先行き不透明感が高まった」(大手証券)という。4月の月例経済報告など国内外の景気悪化も顕在化し、買いは入りにくい環境だ。

 一方、23日に好決算を発表したネットワンや中外薬は急伸。新型コロナの感染拡大に歯止めがかからない中でも、業績が好調な銘柄への投資意欲はうかがえる。決算発表が本格化する中で、市場では「森(日経平均)より木(個別銘柄)を見る、割り切った投資が有効」(中堅証券)との声が上がっていた。

 225先物6月きりも下落した。株価指数オプション取引は、プットが締まり、コールは軟化した。

時事通信社

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