
Ray Hanania
シカゴ:イランの政権は、来たる「火の祭り」の期間中に、政権による抑圧的な支配に反対する市民の反乱を防ぐため、「異常な抑止措置」を講じていると、反体制派のリーダーたちが月曜日に語った。
チャハールシャンベ・スーリーあるいはスカーレット・ウェンズデーとも呼ばれるこの祭りはイラン暦の元日である3月20日の前の水曜日に行われ、変装した若者たちがスプーンで皿を叩いてお菓子をもらうために地域を回る。
反体制派によると、イラン政府はイランの若者がこの行事をきっかけに政権の抑圧を打ち破り、革命を起こすのではないかと恐れているという。
イラン抵抗国民評議会(NCRI)は、政権が「鎮圧部隊」の「異常な動員」を命じたと述べた。
NCRIはイランの国営通信社が発表した声明に言及した。声明では「起こりうる事件」に対処するための「公安警察の権限と迅速な計画」が宣言された。
国会の文化委員会のゴラム・レザ・モンタゼリ副委員長は、「対応が不足しているため、火の祭りは脅威となっている…… 時間が経つにつれ、騒々しい祭りになってしまった」と述べた。
首都にあるイスラム革命防衛隊(IRGC)の最高司令官モハマド・レザ・ヤズディ准将は、政権機関紙ハムシャハリ・オンライン・デイリーに、「治安を乱す者に立ち向かうため、テヘランのさまざまな地域でタスクフォースが編成された」と語った。
イランの国営メディアによると、政権は「公共の秩序」を乱した者を厳罰に処すと脅しているという。
イランの反体制組織モジャーヘディーネ・ハルグ(MEK/PMOI)は、この祭りを政権に反抗する行動に変えるよう呼びかけている。
抗議行動の可能性を見越して、イランは複数の有名な囚人に対するセキュリティ対策を強化している。
イランの反体制派は、国内にいるすべての政治犯の釈放を実現するため、国連や人権団体に早急な対応を求めている。また、国際調査委員会が政治犯に面会することを許可するよう要求している。