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暴露:フーシ派武装組織とアルカイダ、ダーイッシュとの極めて危険な関係

米国家安全保障局ニュースサービスによって2000年10月27日に公開されたこの写真(日付不明)には、10月12日にテロ攻撃を受けた米海軍駆逐艦コールの被害状況や、甲板上の米国水兵の様子が写し出されている。(AFP)
米国家安全保障局ニュースサービスによって2000年10月27日に公開されたこの写真(日付不明)には、10月12日にテロ攻撃を受けた米海軍駆逐艦コールの被害状況や、甲板上の米国水兵の様子が写し出されている。(AFP)
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03 Apr 2021 12:04:30 GMT9
03 Apr 2021 12:04:30 GMT9
  • 国連安保理への報告書によると、テロリストが勧誘や戦闘目的で釈放されているという

サイード・アル・バタティ

ムカッラー:

国際的な承認を得ているイエメン政府は、イランが支援するフーシ派がアルカイダやダーイッシュのテロリストをかくまっていることを公式に非難した。フーシ派は両組織の戦闘員を釈放し、戦闘に参加させたりイエメン国民の間に恐怖を撒き散らさせているという。

フーシ派とアルカイダ、ダーイッシュとの関係の全貌を明らかにした政府報告書を受け、アラブ軍事連合は木曜日、イエメン国内の発射台に設置されていたフーシ派の弾道ミサイルを破壊したことを発表、この兵器はイエメン中部のマリブ県に向けて発射準備中であったと付け加えた。

米国連大使兼安全保障理事会議長であるリンダ・トーマスグリーンフィールド氏に提出された23ページの情報報告書によると、イエメン政府は、フーシ派によって刑務所から釈放されたアルカイダとダーイッシュの戦闘員数十人が、マリブ県を中心とした政府支配地域に対するフーシ派民兵の攻撃に加わっていたことを明らかにした。アルカイダとダーイッシュの戦闘員には偽造書類が渡され、戦闘員やフーシ派支持者を勧誘する目的で政府支配地域に送られたという。

3月29日に公表され、アラブニュースも木曜日に確認したこの報告書の中で、イエメン政府は、フーシ派が他のテロ工作員をサナアをはじめとする反政府勢力の支配地域内にかくまい、後にフーシ派から解放された地域に住むように仕向け、政府をアルカイダと結びつけることによって政府の信用を失墜させようとしていると述べている。

イエメンの主要情報機関である中央政治保安機関と政府全国保安局の2機関が作成した報告書によると、過激派組織フーシ派は過去3年間に、首都サナアをはじめとするフーシ派支配地域の刑務所からテロリスト囚人を252人釈放した。

釈放されたアルカイダ工作員の中で最も有名なのが、ジャマル・モハメド・アルバダウィである。米海軍駆逐艦コールを狙った破壊的な攻撃の首謀者と疑われ、2019年1月にマリブで米国の無人機による攻撃を受け、死亡した。

フーシ派とアルカイダの秘密取引の一環として、フーシ派はアルバダウィに偽造の身分証明書を与え、政府支配下のマリブに侵入させ、マリブの治安を悪化させ、住民の政府に対する反発を煽らせた。

フーシ派はまた、2012年に軍司令官の暗殺を企てた罪で投獄されていたサミ・ファドル・ダヤン、2012年5月の軍事パレードのリハーサル中に兵士100人以上を殺害した自爆攻撃の首謀者であるアルカイダのマヤド・アル・ハンマーディー、2013年にイエメンのアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領の殺害を企てたアルカイダ支部のメンバーであるマヘル・アル・ラミムも釈放している。

同報告書によると、フーシ派は現在、55人のアルカイダ戦闘員をかくまっているという。この55人はすべて、2014年末にフーシ派が掌握する以前に裁判にかけられていた。

その戦闘員には、ジャシム・アワド・バレファとヒシャム・バワズィール(別名:タリク・アル・ハドラミ)も含まれている。両者ともに、アルカイダに加わった罪で2010年にハドラマウト県のイエメン裁判所で裁判にかけられたが、現在はサナアで家具付きの立派なフラットに住んでいる。

「この報告書はまた、これらの武装組織による主張の虚偽性も暴いている。アルカイダやダーイッシュの一員だと非難することで、これらのテロ組織に立ち向かうイエメンの人々や国軍に汚名を着せようとしているのだ」と報告書は述べている。

2019年1月のフーシ派によるマリブ攻勢の初期に、フーシ派はアルカイダと取引を行い、テロ工作員5人を釈放、政府支配地域に向かうのを許可した。

アルカイダ戦闘員はその後フーシ派に、政府施設の場所に関する情報をいくつか提供したという。

情報機関からの情報や捕らえられた戦闘員への聞き込み捜査に基づき、報告書には、マリブを中心とする政府支配地域におけるフーシ派の攻撃に、アルカイダやダーイッシュの戦闘員が何度となく参加していると書かれている。

イエメン軍に捕らえられたアルカイダ戦闘員の一人、ムサ・ナシール・アリ・ハッサン・アル・メルハニは、「フーシ派武装組織の中にアルカイダ戦闘員が存在する」ことを認め、これらのアルカイダ戦闘員は、サナアで戦闘員の動員に参加していると語った。

「この報告書は、犯罪組織であるフーシ派武装組織とテロ組織(アルカイダおよびダーイッシュ)との関係の深さを、合理的な疑いを差し挟む余地もないほどに証明するものである 」と結論づけている。

イエメン軍の司令官や専門家は、過去6年間にわたるフーシ派とアルカイダやダーイッシュとの関係について気づいていたと述べた。

だが、この司令官らによると、これらテロ組織間の協力関係は、イエメン政府にとって最後の北部の要塞であるマリブ市の支配権を奪取するためフーシ派が攻撃を再開した先月初めから、深まりを見せたという。

「フーシ派と他のテロ組織との間には、大きな統合があります。アルカイダやダーイッシュの戦闘員はフーシ派と連立しており、それはアルバイダでの戦闘中にはっきりと見られます」と、イエメン軍のアブドゥ・アブドゥラ・マジリ報道官が木曜日にアラブニュースに語った。

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