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ヨルダンの前皇太子、自宅軟禁状態と語る

ビデオで現在の苦境について語るヨルダンのハムザ・ビン・フセイン王子。(画像をクリックすると拡大表示されます)
ビデオで現在の苦境について語るヨルダンのハムザ・ビン・フセイン王子。(画像をクリックすると拡大表示されます)
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04 Apr 2021 01:04:18 GMT9
04 Apr 2021 01:04:18 GMT9

リヤド: ヨルダンの元皇太子であるハムザ・ビン・フセイン王子は、土曜日にビデオ声明を発表した。その中でハムザ王子は、現在自宅で軟禁状態にあり、外出や人との面会が許されていないと述べた。

現ヨルダン国王アブドラ2世の異母弟であるハムザ王子は、ビデオメッセージの中でこのように述べた。「今日、これを録画しているのは、この数時間の間に私に起こったことを説明するためです。今朝、ヨルダン軍統合参謀本部議長の訪問を受けましたが、その中で統合参謀本部議長から、外出したり人と連絡を取ったり、面会することは許されないと告げられました。」 

また、顧問弁護士を介して英国『BBC』放送に渡されたビデオの中でハムザ王子は、「その理由として、私が出席した会議や、私の行った訪問に関するソーシャルメディアの投稿に、政府や国王に対する批判があったからです」と加えた。

ハムザ王子は、ヨルダン軍の統合参謀本部議長、警察署長、保安局長から、「外出してはいけない」、「家族のところにしか行ってはいけない」、「ツイートしてはいけない」、「人と連絡をとってはいけない」という警告を受けたという。

またハムザ王子は、外国の陰謀に加担していないことを強調し、支配体制は腐敗していると糾弾した。

さらにハムザ王子は、統合参謀本部議長にこのように伝えたという。「過去15年から20年間におけるヨルダンの支配体制は、無能で腐敗し、汚職が蔓延しています。それが年々悪化していますが、私はそのことについて責任を負っていません。またヨルダンの人々が支配体制を信頼していないことについても、私は責任を負っていません。彼らに責任があるのです。」

前皇太子は、国家の「安全と安定を脅かす行動をやめるよう」通告を受けたと、土曜日にヨルダン軍が発表した。

国営通信に掲載された声明の中で、ユセフ・フネイティ統合参謀本部議長は、ハムザ王子が逮捕されたという報道を否定しつつ、ハムザ王子は「ヨルダンの国家の安全と安定を脅かす行動をやめるよう」通告を受けたとしている。そのような行動が何であるかは明示されなかった。

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