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日本、ヨルダンの今後の動向を注視

国王は親日家と見なされていると、毎日新聞は伝えた。(AFP)
国王は親日家と見なされていると、毎日新聞は伝えた。(AFP)
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06 Apr 2021 01:04:26 GMT9
06 Apr 2021 01:04:26 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:茂木敏充外相は、日本は戦略的パートナーであるヨルダンの今後の動向を注視していると述べた。

茂木外相は、本日外務省で行われた会見において、アラブニュース・ジャパンの質問に対し「中東地域の安定は日本と世界のために重要である。その安定のためにヨルダンは大変重要な国である」と語った。

また同外相は、「イラク戦争の時2度バグダッドに入ったが、いずれもアンマン経由だった。ヨルダンと緊密に連携、協力しながら、平和と安定に向けて取り組んでいきたい」と述べた。

これは、最近のヨルダン情勢に関する日本政府による最初の発言である。

日本のメディアが、ヨルダンの元皇太子でアブドラ国王の異母兄弟であるハムザ王子に自宅軟禁命令が出されたのを受け、同国の状況の進展を追っている。王子に加え、元公務員や宮廷関係者など他にも約20人が拘束されている。

毎日新聞は、中東の親米国ヨルダンにおける逮捕命令の理由を、「国家の不安定化を企んだため」と伝えた。

「2004年に国王は、後継者となるはずだったハムザ王子を皇太子の地位から外し、王権を強化した。その後、王子が影響力のある部族の支持を得るために働きかけたという説があり、これが国王を怒らせた」と、同紙は言う。

また日本のメディアは、王子の弁護士がBBCに送ったビデオメッセージに関しても報道した。メッセージの中で王子は、自宅軟禁下に置かれていることを明らかにしている。また王子は自身の無罪を訴え、現在の「腐敗した」体制を批判した。

ヨルダンは米国との親密な関係と、イスラエルとの外交関係を維持しており、王室は日本の皇室と交流がある。毎日新聞は、国王は親日家と見なされていると伝える。

元ベイルートおよびカイロ共同通信特派員で、現在は星槎大学大学院で教鞭を執る佐々木伸氏は、人気のオンライン報道メディアWedgeで、『ヨルダンで宮廷クーデター未遂か?』と題した分析記事を執筆した。

佐々木氏は、「国王の異母兄弟であるハムザ王子が自宅軟禁下に置かれていることについて、真実はまだはっきりしていない」と述べる。

「両者の間の確執については10年以上囁かれていたことだが、今回、それが一気に明るみに出た」

元皇太子は、故フセイン国王の4番目の妻ヌール妃との間に生まれた。アブドラ国王はフセイン国王の2番目の妻ムナ妃の息子であり、2人は異母兄弟の関係にある。フセイン国王は1999年に死去しており、ハムザ王子はアブドラ国王の下で4年にわたり皇太子の地位にあった。しかし2004年に国王はハムザ王子の皇太子職を解き、自分の息子フセイン王子を新たな皇太子として任命した。

サウジ政府はこの出来事の後に声明を発表し、アブドラ国王の決定と措置を支持すると述べた。

米国務省の報道官も、ヨルダンの状況を注意深く見守っており、ヨルダン当局者と連絡を取っていると述べた。バイデン政権は中東への影響力が低下している中で、親米のヨルダンが不安定化するのを避けたいと考えている。佐々木氏によれば、同政権は外国勢力による関与の調査など、アブドラ政権を支援するため最善を尽くすと述べている。

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