

モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプト検察当局は、ソハグ県で起きた列車事故で鉄道員らが重大な過失を犯したと発表した。運転士と助手が事故当時、運転室のある車両に「いなかった」ことが分かった。
20人が死亡し、199人が負傷したこの衝突事故の報告書を検察が発表し、明らかになった。
報告書によると、近くにあるマラガ駅タワーの管理人は、事故の前にハシシを摂取しており、列車の運転助手はハシシと鎮痛薬のトラマドールを摂取していたという。
調査の結果、「特別列車」は、サヌーシの踏切の手前、マラーガ駅とタフタ駅の間で数分間停止していたことが明らかになった。
その列車はその後、2つの踏切を通過し、停止していた別の列車と衝突した。
調査の結果、アシュートの中央管理部門の責任者が、同部門にはこの地域の列車の動きを監視する責任があるにもかかわらず、事故発生時に職場を離れていたことが確認された。
同部門の監視員2人は、業務上の義務に違反していたことを明らかにした。
彼らは線路の状況に関する重要な情報をどちらの列車にも提供しなかった。
1人は、動いていた列車に二度連絡を試みて失敗したと主張したが、電気通信会社の記録によると、運転士に警告しようとはしていなかった。
検察当局は、中央管理部門本部の通信機器で録音された会話を聴き、ソハグ駅の録音を分析した。
当局によって、動いていた列車の運転士と助手が、事故の直前に車両の自動制御システムを解除していたことも分かった。
運転助手はまた、運転士が署名するはずの書類を偽造していた。運転士は運転室のある車両にいなかった。
エジプトの法医学局の報告により、その書類の署名は助手が書いたものであることが確認された。