
アラブニュース
ジッダ:イランは月曜日、爆発により最も重要なナタンツ核施設のウラン濃縮用遠心分離機が使用不能になったことを認めた。
イラン政府当局者は当初、日曜日の停電が原因でイランの核開発計画の中心であるナタンツの活動が停止したと主張していた。しかし、その後、イスラエルの諜報機関「モサド」が同核施設にサイバー攻撃を行ったことが判明した。
今回の攻撃は、イラン政府と主要国が2015年に締結した核合意の復活に向けてイランと米国が外交努力を行う中で起きた。ドナルド・トランプ前米国大統領は3年前に核合意を放棄し、イランに対する制裁を復活させていた。
「イスラエル人は、制裁解除に向けて我々が前進したために、復讐したいと考えている」とイランのモハンマド・ジャバド・ザリフ外相は月曜日に述べた。
「我々は彼らの罠にはまらない。この妨害行為が核協議に影響を与えることは許さない。しかし、我々は復讐を行う」
イスラエルと湾岸地域の米国の同盟国は、イランの弾道ミサイル計画や、イラク、イエメンなどでの代理民兵組織を通じた地域的な干渉を合意の条件に加えずに、現在の形で合意を復活させることに強く反対している。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、月曜日に米国のロイド・オースティン国防長官と会談した後、「イランがイスラエルを抹殺するという大量虐殺の目標を実行するために核戦力を獲得することを絶対に許さない。そして、イスラエルはイランによる侵略とテロから自国を守り続ける」と述べた。
日曜日のナタンツへの攻撃は、イランが核合意で禁止されている高性能なウラン濃縮用遠心分離機を稼働させた翌日のことだった。
外務省のサイード・ハティブザデ報道官は、「我々の核専門家が被害状況を調査しているが、イランはナタンツで破損した遠心分離機を高性能なものと交換することを断言する」と述べた。