
パフォス:4月16日(金)、イスラエルは核開発最前線にあるイランの行動を「どんなことをしてでも」阻止する、とガビ・アシュケナージ外相が発言した
ギリシャおよびキプロスの外相とアラブ首長国連邦(UAE)からの高官との初日のサミット会談後、アシュケナージ外相が講演し、今回の協議は地域の繁栄と安定を基に築き得る可能性が議論の中心となっていると述べた。
「さらに、イランとヒズボラその他の過激派グループが中東の安定と地域平和に対してもたらしている諸問題についても協議する時間も取った」と彼は言う。「この過激派グループの成功を、そして彼らが核兵器を所有することを、どんなことがあっても阻止する意向だ」
イスラエル、UAE、キプロスの官僚たちは、4月16日(金)から二日間にわたって会談を 行う。
イスラエルによると、キプロスの西岸にあるパフォスでの会談は、4国によるこの種の会合として初めての試みであり、地域戦略上の利益を図るための努力の一環だという。
4月15日(木)のイスラエルの外相の声明によると、閣僚らは経済・安保問題、コロナ ウィルスのパンデミック、国際渡航経路の可能性についても協議するという。
キプロスは、土曜日まで続く初の4国会談が、イスラエルとUAEの最近の国交正常化によって「可能となった将来的可能性を活かす」ことになるだろうと述べた。
UAEとイスラエルは昨年国交を正常化させ、これは米国が仲介した4つの国交正常化合意のうちの一つとなっている。
このサミットは、東地中海における天然ガスの採掘を巡りトルコとその近隣諸国の間の緊張関係が高まっていることを受けたものでもある。
キプロスの閣僚によると、会談は「パンデミックとその影響、経済協力、エネルギー問題、観光業」も議題に含んでおり、「中東と周辺地域における平和・安定・安保の向上」を目的としているという。
ロイター