
サイード・アル・バタティ
アル・ムカラ:イエメン政府関係者と国内の人権活動家は、フーシ派が小学生を洗脳し、戦争のために訓練していると非難した。
彼らの批判は、生徒たちが軍服を着て、フーシ派の敵と戦うために武器を取るようお互いを鼓舞している様子が映った動画がソーシャルメディア上に投稿される中で行われた。
サヌアの小学校で撮影されたある動画では、兵士のふりをした子どもが、他の子どもに「自分を戦場に送って、イスラムとイスラム教徒の敵と戦わせてほしい」と訴えている。
「未来の世代が尊厳と名誉を持って生きるために、我々は犠牲にならなければならない」と、最初の子どもは母親のふりをしている2番目の子どもに言った。「母親」はその後、フーシ派を指す「預言者の家」と一緒に戦うよう子どもに言う。
政府関係者によると、これらの動画はフーシ派による洗脳の規模と子どもの搾取を示しているという。また、これらの動画は、フーシ派が子どもたちを兵士として戦争に参加させているという長年の非難を裏付けるものだとしている。
フーシ派の支配地域にある学校では、子どもたちが過激化教育を受けている。(資料/AFP通信)
タレク・サリム・アル・アクバリ教育相によると、フーシ派はまた、教育カリキュラムを変更し、学校を軍事訓練キャンプに変えていた。
フーシ派が学校と生徒を軍事化し、支配下にある教育施設を国家に対する戦争に利用していることを繰り返し非難する。
タレク・サリム・アル・アクバリ教育相
タレク・サリム・アル・アクバリ教育相はアラブニュースに対し、「我々は、フーシ派が学校と生徒を軍事化し、支配下にある教育施設を国家に対する戦争に利用していることを繰り返し非難する」と述べ、フーシ派が学校の教科書や活動を通じて過激思想を生徒に広めようとしていると語った。「彼らは、イエメンのアイデンティティや文化とは全く関係のない宗派的な変更をカリキュラムに導入している」
政府関係者によると、フーシ派は初等教育の教科書に、フーシ派の創設者フセイン・アル・フーシ氏やシーア派の人物を賛美する章をいくつか追加したという。
同教育相は、フーシ派はイエメン、地域、そして世界に脅威を与える過激派の世代を育てていると警告した。
「子どもたちに対してフーシ派が行っている洗脳による影響は破滅的だ。それは、平和を愛するイエメン人のアイデンティティから離れた、宗派的なイデオロギーを持つ世代を育てることになる」
動画を見た活動家も懸念を表明している。
ザファラン・ザイド氏は、フーシ派が支配する地域の学校が子どもたちを過激化させていると述べた。
「フーシ派民兵組織が支配する地域の学校は、子どもたちの考え方や心に深刻な脅威を与えている」とザイド氏はツイートした。
フーシ派の元スポークスマンで、政府側に転向してイエメンを離脱したアリ・アル・ブハイティ氏は、フーシ派は若い世代を支配下に置いておくために、学校を利用して自分たちのイデオロギーを広めていると述べた。
「フーシ派が学校で子どもたちに暴力を教え込む様子を見てほしい。子どもたちに恐怖心を植え付けて、死地へ向かわせている」と同氏はツイートした。
フーシ派による虐待を記録している人権団体によると、フーシ派は2014年末に軍拡を始めて以来、数千人の子どもたちを兵士として採用しており、昨年は数百人が戦闘で死亡したという。
弁護士のフダ・アル・サラリ氏は先週、中部マリブ市で人権活動家たちを前に、フーシ派に採用された10歳から15歳までの1,410人の子どもたちが2020年に戦闘で死亡したと述べた。
アル・サラリ氏は、フーシ派は子どもたちを洗脳し、訓練するために52か所の軍事拠点を設置しており、過去7年間で4万人以上の子どもたちを戦争に送り込んだと付け加えた。