
アラブニュース
イスタンブール:トルコはサウジアラビアとの関係修復を目指していると、月曜日、エルドアン大統領の報道官兼顧問であるイブラヒム・カリン氏が語った。
両国間の貿易は、昨年から98%減少しているが、これは、アンカラの敵意と呼ぶものに対抗して、サウジアラビアの企業がトルコ製品の非公式な不買運動を行ったことによるものである。
カリン氏は、不買運動が解除されることへの期待を表明し、「私たちはサウジアラビアと、よりポジティブな課題により関係を修復する方法を模索していきます」と語った。
またカリン氏は、トルコ大統領府は、昨年、ジャーナリストのジャマル・カショギ氏を殺害した罪で8人を7年から20年の懲役に処したサウジアラビアの裁判を歓迎すると語った。
「裁判所があり裁判が行われました」と同氏は言う。「判決は下されましたので、私たちはその判決を尊重します。」
カリン氏のロイターに対するコメントは、来週のトルコとエジプトの協議を前に出されたもので、この協議でアンカラは、両国間の新たな協力関係を構築することを期待している。
2013年にエジプト軍がトルコと親密な関係にあったムスリム同胞団のムハンマド・モルシ大統領を追放して以来、両国の関係は緊張している。
しかし、トルコは最近、エジプトや湾岸諸国との関係の再構築に努力し、アラブ世界でトルコがますます孤立を強める原因となった相違を克服しようとしている。
両国の情報担当のトップや外務大臣が連絡を取り合っており、5月上旬にはトルコの外交団がエジプトを訪問する予定であるとカリン氏は言う。
「現地での現状を考えると、エジプトとの関係を正常化することは両国および地域の利益になると考えます」と同氏は語った。
先月、カイロに対するジェスチャーとしてトルコは、自国内で放送されているエジプトの野党系テレビチャンネルに対し、アブドゥル・ファッターハ・エル・シーシ大統領への批判を和らげるよう要請した。
エジプトはこの動きを歓迎しているが、トルコがリビア紛争で対立する側を支援してきた両国の関係改善を求めていることについては、公には慎重な姿勢を示している。
「エジプトとの和解は…間違いなくリビアにおける安全保障上の助けになるでしょう。なぜなら、エジプトはリビアと長い国境を接しており、それが時としてエジプトにとって安全保障上の脅威をもたらす可能性があることを私たちは完全に理解しているからです」とカリン氏は語った。
同氏は、トルコは、国連が支援する暫定政府が先月発足したリビアの安全保障について、エジプトや他の諸国と協議すると述べている。
しかし、国連がすべての外国軍がシリアから撤退するよう求めているにもかかわらず、同氏はトルコ軍将校と同盟国のシリア人戦闘員は留まるだろうと示唆した。
同氏は、「私たちにはリビア政府との間で、現在も継続している合意があります」と述べ、トルコがトリポリを拠点とする政府を支援するために決定的な介入を行う道を開いた2019年の合意に言及した。
*ロイター共同