
アラブニュース
ロンドン:アメリカのイラン担当特使は4月27日、ウィーンに向かう前に、湾岸協力理事会(GCC)加盟諸国関係者と「地域の安全」について会談した。
ロバート・マレー担当特使は、イラン核合意としての方が一般的によく知られている包括的共同行動計画(JCPOA)に言及して、「今朝GCCパートナー諸国と、JCPOA の協議状況と地域の安全保障に関して有益な会談ができました」と述べた。
「JCPOA遵守への相互復帰を目標とする次回の協議のために、ウィーンに戻る予定です」と、マレー担当特使は付け加えた。
世界の列強国は27日、アメリカをイランとの核合意に戻すことに焦点を置いて、ウィーンで高官レベルの会談を再開した。
アメリカは当時のドナルド・トランプ大統領政権下の2018年、この合意から一方的に撤退したので、正式な協議のテーブルにはついていない。トランプ前大統領はアメリカの制裁を復活し、拡大することで、この合意への再交渉で、イランからさらなる譲歩を強制的に引き出そうとしていた。しかし、バイデン大統領はこの合意に復帰することを望んでおり、ウィーンのアメリカ代表団がイランとの間接協議に参加しており、その他の世界の列強国の外交官たちは仲介役を務めている。
(AP通信と共同)