
ナジア・ホウサリ (Najia Houssari)
ベイルート : レバノンは火曜日、密輸取引、および「王国の安全保障と安定、そして同国民の安全を蝕むあらゆる行為」を非難した。
ダンマで麻薬の詰め込まれたザクロの実の積み荷が当局によって押収されたことを受けて、サウジアラビアはレバノンからの農産物の輸入を禁じた。
レバノン内務大臣モハメド・ファフミー (Mohammed Fahmy) は、密輸に取り組むべく講じられているサウジ側の措置の改訂業務を課されている。彼は外務大臣ファイサル・ビン・ファルハン王子 (Prince Faisal bin Farhan) と電話で会談し、「レバノンは、密輸取引、および王国の安全保障と安定、そして同国民の安全を蝕むあらゆる行為を非難する」、と話した。
ミシェル・アウン (Michel Aoun) 大統領は、ベイルートで高官級会談を開いて、この禁止による影響について議論し、同国の密輸の問題に言及した。
しかし、その後発表された声明は、シリアからの密輸や、合法的な越境を通じて行われる密輸については触れられていないことが非難を受けた。合法的な越境による密輸は、ヒズボラが手引きをしているものもある、と言われていた。
モハメド・チョウケア (Mohamed Choucair) 前首相が議長を務める、レバノン経済機構 (Lebanese Economic Organizations) は、国家およびそのあらゆる機関は「危機に瀕している」と警鐘を鳴らした。彼らは、この試練に取り組むべく当局が採択した方策、「とりわけ大胆な立場の発表」について非難した。そうした立場は、国内的な、あるいは国際的立場においても、もはや何の価値もないからだ。
彼らが望むのは、会談中に行った勧告が、麻薬や密売人と対抗し、合法的な越境を統制し、そして非合法の越境を終焉させる現実的方策となることであった。
「そうすれば、国家は、名声、品位、経済、そして外交関係、とりわけ姉妹国との関係を守ることができます。」彼らが恐れていたのは、危機へ深刻に取り組む中に潜む「怠惰」が原因となって、犯罪者がさらに「国家に対して挑戦的な態度をとり」、その行為を続けることだ。
彼らは、安全保障上の断固たる措置、麻薬の売人と密輸業者の追跡、麻薬に関与した人物の起訴、陸軍と安全保障機関に命じてレバノンとシリア国境における密輸の未然の防止、港の統制、評判の良い輸出業者の一覧作成、そして港と越境時にスキャナーを配備することを要請した。
「私たちは、サウジアラビアとは 40 年にわたって、嫌がらせとは無縁で協働しています」、と青果輸出入業者組合 (Syndicate of Fruit and Vegetable Exporters and Importers) を率いるナイム・ハリール (Naim Khalil) は話した。
彼は、「高性能のスキャナー、警察犬、そして港の事情に詳しい強力な人物」を配置することを要請した。それは、「現在は統制ができていない」からだ。
ジェッダ港、ベイルート港、そしてシリア – レバノン国境間には、レバノンの農作物を積んだトラックが 40 台点在しています、とベッカ農家連合 (Bekaa Farmers’ Association) 代表のイブラヒム・タルシシ (Ibrahim Tarshishi) は繰り返した。
彼は、輸出業者を取捨選択して、知名度の高い会社を優先することを要請した。「最近になって市場に参入した会社は、銀行預金残高も商業登記もありません。また私たちは、原産地証明書の検証を望みます。」
多くの農家が価格を下落させる(輸出)禁止の話は不適当だ
農家が望むのは、「方策によって、私たちが所有者不明の、農産物を輸出するペーパーカンパニーらが業務停止となることだ。ザクロの積み荷をしたシダ・カンパニー (Cedar Company) は、そうした会社の一つだ。」