
イランの外務大臣が4月28日、フーシ派民兵組織の代表者たちとオマーンで会談し、イエメン国内の停戦と、長期に渡る内戦を終らせるための和平交渉への復帰をイラン政府が支持する、と表明した。
フーシ派のモハメド・アブドスラム報道官との会談で、イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣が「政治的解決こそがイエメン危機への唯一の解決策とする我が国の見解を再度強調した」と、イラン外務省は声明で述べていた。
停戦とイエメン国内の和平交渉を、我が国は支持すると外務大臣が強調した、とその声明は付け加えていた。
オマーンの首都で、イランの首席外交官とフーシ派報道官との会談はここ数年のうちに数度行われてきた。
ザリーフ外相の発言は、サウジのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子がフーシ派に戦闘を中断し、和平交渉に入るように呼び掛けた翌日のことだった。
2014年に紛争が勃発して以来、数万人が死亡してきたイエメンの内戦は、フーシ派がマーリブを奪取するための作戦行動により、この2カ月間で改めて激しさを増している。
サウジアラビアは「包括的な」停戦と和平交渉へのテーブルに再びつくことを提案していたが、この提案はフーシ派が即座にはねつけていた。