
カラメ: ヨルダンの機動隊は、金曜日、イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区につながる橋に到達しようとするパレスチナ支持派の抗議者数百人を、強制的に解散させた。
目撃者によると、警察は催眠ガスを発射したり、空に向かって射撃したりして、約500人の若いデモ参加者を阻止した。これによりデモ参加者は、イスラエルによるパレスチナ攻撃に抗議するために組織された、国境付近でのデモ行進の予定のルートから外れることになった。
デモ参加者は、ヨルダン渓谷にかかるフセイン王橋(イスラエルではアレンビー橋として知られる)から5キロメートル(3マイル)以内にいた。対岸のイスラエル占領下のヨルダン川西岸地区には、パレスチナの町ジェリコがある。
パレスチナ・イスラエル間の暴力が激化して反イスラエルの情熱が高まっているヨルダン王国で、野党や部族グループが一体となって計画した抗議活動に約2,000人が参加した、と目撃者は語った。
「ああ、アブドッラー王よ、国境をお開けください」と抗議者たちは繰り返し声をあげた。
一方、アンマンでは中心部の主要なモスクであるフセイニ・モスクでの金曜の祈りの後、数千人が反イスラエルのスローガンを唱えながら路上でデモを行った。
デモ参加者は、ヨルダンからイスラエル大使を追放し、さらに不評判なイスラエルとの平和条約を解除するよう求めた。
ガザで殺された人々のためには、数百ものモスクで祈りが捧げられた。
ヨルダンに住む1,000万人の市民のほとんどはパレスチナ出身者である。1948年のイスラエル建国に伴う戦いで、彼らまたは彼らの両親は、パレスチナからヨルダンに追放されたか逃亡した。
彼らは、1967年の第3次中東戦争でイスラエルに占領されたヨルダン川対岸の西岸地区や東エルサレムにいる親族と、密接な家族関係がある。
ロイター