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オスプレイ、14日以降再開=米軍と陸自機、地元反発―事故原因、詳細非公表のまま

米軍も「段階を踏んで慎重に運用再開のプロセスを進めていく」としている。(AFP)
米軍も「段階を踏んで慎重に運用再開のプロセスを進めていく」としている。(AFP)
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13 Mar 2024 10:03:30 GMT9
13 Mar 2024 10:03:30 GMT9

防衛省は13日、米軍と陸上自衛隊の輸送機オスプレイが14日以降に日本国内で飛行を再開すると発表した。昨年11月に鹿児島県・屋久島沖で起きた米軍オスプレイ墜落事故を受け、日米とも運用を停止していた。ただ、米国内法上の制限を理由に、事故原因は「特定の部品の不具合」とするにとどめ、詳細は明らかにしなかった。地元自治体から反発の声が上がった。

防衛省は13日、東京や青森、宮城、静岡、山口、佐賀、鹿児島、沖縄など11都県と関係市町村に飛行再開を伝えた。事故に関して「設計と構造に問題はない」とし、点検・整備強化などの安全対策で予防できると説明した。

沖縄県の玉城デニー知事は記者団に「到底納得できず、認められない。政府が国民に説明責任を果たしたとは言えない」と訴えた。米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市の松川正則市長も「原因の特定についてしっかり説明がなく、大きな不安がある」と、政府の対応を批判した。

飛行再開は、整備や要員訓練などの準備が整った機体から段階的に行う。防衛省は陸自機について「当面の間」は飛行場周辺空域での飛行にとどめ、練度を回復していく方針。米軍も「段階を踏んで慎重に運用再開のプロセスを進めていく」としている。運用のレベルが事故前の状態まで戻るには、数カ月かかるとみられる。 

日本国内では、米海兵隊が普天間に24機、空軍が横田基地(東京都)に5機を配備。防衛省によると、空軍機の一部は岩国基地(山口県)へ飛んだままになっており、嘉手納基地(沖縄県)には所属機ではない海軍機3機が一時的に駐機している。

一方、陸自は14機を木更津駐屯地(千葉県)に暫定配備中。現在、このうち計2機が目達原駐屯地(佐賀県)と高遊原分屯地(熊本県)に待機したままという。

時事通信

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