
ジェッダ:米軍の中東地域を管轄する司令官が、イランの支援を受けたイラク民兵が発射する武装ドローンの脅威について新たな警告を発した。
フランク・マッケンジー海兵隊大将は、ドローンを発見し破壊することは困難であると述べ、米国がドローンへの対応に苦慮していることを認めた。このような攻撃に対抗するより良い方法を見つけることが最重要課題であると同氏は語った。
「我々は、ドローンに対してより効果的に対処できるような技術的修正点を懸命に探しています」とマッケンジー氏は語った。ドローンとその操縦者との間の指揮管制リンクを切断する方法を探し、レーダーセンサーを改良して脅威が近づいてきたときに素早く識別し、ドローンを撃墜するための効果的な方法を模索する努力が進行中だ。
「我々はあらゆることにオープンです」と同氏は語る。「軍は懸命にそれに取り組んでいます。まだ、我々は自分たちが達成したいところまでは行っていないと思います。」
4月には武装ドローンがイラク北部の空港付近で米軍主導の連合軍を標的とし、大規模な火災と建物への被害を惹き起こした。米国はこうした攻撃について、イランが支援する民兵組織を非難している。
マッケンジー氏は、昨年、バグダッド空港付近で米軍の空爆により、イラン軍のカセム・ソレイマニ司令官とイラク民兵のリーダーであるアブ・マフディ・アルムハンディスが死亡した後、米軍がイラクから撤退することを期待していたため、民兵らは不満を感じていると語った。
「彼らは、反応を誘発しない程度の、それでいて最終的には我々を撤退させるのに十分な程度の摩擦を引き起こす、かなり低いレベルでの攻撃を考えています」とマッケンジー氏は語る。「これは危険な状況だと思います。」
マッケンジー氏は、先週の木曜日と金曜日にイラクとシリアを訪問した。安全上の理由から、同氏の訪問については土曜日まで報道管制が敷かれた。