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イスラエルの国防相がイランに関する協議のため米国を訪問

イスラエルのベニー・ガンツ国防相は木曜日、日帰り訪問のため、米国に向かって出発した。(資料/AFP通信)
イスラエルのベニー・ガンツ国防相は木曜日、日帰り訪問のため、米国に向かって出発した。(資料/AFP通信)
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03 Jun 2021 02:06:17 GMT9
03 Jun 2021 02:06:17 GMT9
  • 米国の合意からの離脱と制裁の再発動は、イランによる核活動の強化につながった
  • イスラエルは、イスラム共和国(イラン)の核兵器開発を可能にする可能性があるとして、この合意に反対している

エルサレム:イスラエルのベニー・ガンツ国防相は木曜日、米国に向かって出発した。日帰りとなる今回の訪問では、イラン核合意の復活に向けた進行中の取り組みについて協議を行う。イスラエルはこの合意に反対している。

ガンツ国防相は、ロイド・オースティン国防長官、アントニー・ブリンケン国務長官、ジェイク・サリバン国家安全保障問題担当大統領補佐官と会談し、「イランとの新たな核合意に関する戦略的対話」を行う予定となっている。ガンツ氏の事務所が明らかにした。

世界の大国らは、2015年のイラン核合意に米国政府を復帰させることを目指し、4月上旬からウィーンで繰り返し会合を開いている。米国は2018年にドナルド・トランプ大統領(当時)の下でイラン核合意から離脱した。

米国の合意からの離脱と制裁の再発動は、イランによる核活動の強化につながった。

ジョー・バイデン米大統領は、核合意を復活させる用意があることを示唆している。

イスラエルは、イスラム共和国(イラン)の核兵器開発を可能にする可能性があるとして、この合意に反対している。

イラン政府は、イランの核開発は平和的なものだと主張している。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相は火曜日、核武装したイランから自国を守るためには、最も緊密な同盟国である米国との良好な関係を危険にさらすこともためらわないと繰り返し述べた。

ネタニヤフ首相は、「そんなことは起こらないと願っているが、もし我々が偉大な友人である米国との摩擦と、存続に関わる脅威の排除のどちらかを選択しなければならないとすれば、存続に関わる脅威の排除が優先されるだろう」と述べた。

ネタニヤフ首相の発言を受けて、ガンツ国防相は、イランが「地域の安全保障と世界の平和に対する脅威」である一方、米国は「イスラエルの最も重要な同盟国」だと述べた。

現在、ネタニヤフ首相の打倒を目指すイスラエルの政治家連合の一員であるガンツ氏は、声明の中で次のように付け加えた。「たとえ意見の相違が生じても、イスラエルの安全保障を害するような挑発的な発言ではなく、水面下での直接対話を通じて解決されるものだ」

ガンツ氏の事務所によると、ワシントン訪問中、ガンツ氏はイスラエルの「質的な軍事的優位性」に加え、「中東の安定」の維持についても話し合う予定となっている。

同氏の事務所は、「高官らは、ガザの長期的な静寂を実現するため、そして、行方不明のイスラエル軍兵士や人質を救出するためのイスラエル国防省の計画についてさらなる検討を行う」と述べた。

イスラエルと沿岸部のガザを支配するハマスとの間で11日間続いた今回の紛争では、イスラエルの空爆によって子ども66人を含むパレスチナ人254人が死亡したとガザの保健当局が発表した。

医療関係者によると、5月10日から21日までにガザから発射されたロケット弾などにより、イスラエル国内では子ども1人と10代のアラブ系イスラエル人1人を含む13人が死亡した。

AFP通信

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