
トリポリ : リビア東部に拠点を置くハリファ・ハフタル元帥に忠誠を誓う部隊が、アルジェリアとの国境を閉鎖した、と同部隊は日曜日発表した。国家統一に向けて取り組んでいるにもかかわらず、彼の部隊は南部に向け大きく展開し、彼の役割が続いていることを強調した後のことだ。
ハフタル元帥のリビア国民軍 (LNA) は先週、東部部隊とすでに同盟を結んでいる南部の都市セブハに軍隊を派遣した。その後、軍隊は土曜日、南部のアルジェリアとの国境検問所へと進んだ。
「陸軍は、リビアとアルジェリアとの国境を閉鎖し、軍事区域とすることを宣言した。この区域内での活動は禁止されている」、と LNA の報道部隊である道徳指導部は発表した。
アルジェリアとリビアの 1,000 キロメートル (620 マイル ) 近い国境は、ほとんどが人の住まない砂漠となっており、検問所はほとんどない。
ハフタル元帥は、1 年 2 ヵ月におよぶトリポリへの攻撃が失敗に終わった昨年、劣勢に置かれていた。そして、国連の支援する和平プロセスという後ろ盾を持つ新統一政権が、彼の政治的立場に疑問を投げかけている。
しかし、暴力と混沌の 10 年の後、リビアの政治的解決に向けた進展にもかかわらず、国土の大半は、未だ武装集団の統制を受けている。腐敗がはびこり、紛争に関与する外部勢力は撤退している。
日曜日には 9 月以来、軍事上の停戦条項を適切に実施することに関し、進展が期待される。最前線を横断する主要な海岸道路が計画的に再開通し、外国勢力が今週ベルリンに集まって、リビアについて話し合うこととなっている。
ロイター