
エルサレム : 米国訪問を終え、イスラエル陸軍参謀長は水曜日、米国との「前例がない」協力を歓迎すると述べた。訪問はテヘランが軍事上の核戦力を持つことへの阻止を焦点としていた。
原子力機関の建物に対するサボタージュ攻撃が失敗に終わったとイランが発表したのと同じ日、アヴィブ・コハヴィ中将は見解を示した。2015 年の核協定を復活させることを目指した会談が、ウィーンにおいてテヘランと世界の大国との間で行われている最中のことだった。
イスラエルは断固として取り決めに反対した。同国の大敵が核兵器を手にできるようになる恐れがあるからである。
コハヴィ中将の訪問は日曜日から始まった。これは 11 日間におよぶ激しい戦闘に終止符を打つ停戦合意が、イスラエルとガザのパレスチナ人イスラム原理主義者の支配組織ハマスとの間で結ばれてから 4 週間後のことでもあった。
フロリダの米国中央軍で、コハヴィ中将はフランク・マッケンジー米国中央軍司令官と面会した。そこで彼は、ガザの戦争、シリア闘争や両国間の協調関係について議論した。
「IDF と米国軍が作戦上協力することは、これまでの活動範囲においては前例のないもので、新しい地点に到達しました」、とコハヴィ中将は声明で発表した。IDF はイスラエル国防軍の頭字語である。
「両国軍にとって、協力による共通のそして主要な目標は、イランの侵攻を挫くことです」、と彼は加えた。
「イランは、多くの国でテロリストを擁立、確たるものにしようとしており、核拡散、弾道ミサイル戦力を含む高性能兵器システム、そしてテロ集団に対する資金調達という観点から、地域に脅威をもたらし続けている」、とイスラエル軍中将は話した。
またコハヴィ中将は、「中東全域におけるイランの浸透」と、核取り決めに関する「欠陥」について、ジェイク・サリヴァン米国国家安全保障問題担当補佐官とも会談を行った、と軍は発表している。
サリヴァン補佐官とウィリアム・バーンズ CIA 長官との会談の中で、コハヴィ中将は「イランが軍事上の核戦力を手にすることを阻止する、複数の方法を提示した」、と陸軍は発表した。
コハヴィ中将は金曜日、イスラエルに戻る予定である。
AFP