
アラブニュース
リヤド:イエメン政府と南部暫定評議会の代表者は、木曜日にサウジアラビアの首都で会合を開き、平和的な方法で対立を解決するための合意の履行について話し合った。
双方はこれまでに、「リヤド・イニシアチブ」として知られる合意に署名している。リヤド・イニシアチブは、2019年に勃発した紛争を終結させ、政治的解決策を受け入れることをすべての当事者に義務付けている。
両者は、政治、軍事、安全保障、経済、社会、メディアなど、あらゆる形態での対立を深刻化させる行為を止めることに合意した。
しかし、サウジアラビアは、政治・メディアにおける緊張を激化させる行為や政治・軍事における人事を含む南部暫定評議会(STC)による最近の行動は、両当事者の間で合意された内容と矛盾していると指摘した。
サウジアラビアは、イエメン社会を構成するさまざまな層を団結させることによって流血を防ぎ、安全と安定を実現するためには、合意を守ることが緊急に必要だと双方に指摘した。
また、今回の会合でサウジアラビアはアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領が率いるイエメン政府への支援を継続することを改めて表明した。
南部暫定評議会は2015年からハーディー大統領の正統な政府と協力し、イランが支援するフーシ派民兵組織と戦ってきた。フーシ派は、2014年に起こしたクーデターで首都サヌアとイエメンの一部を掌握した。
しかし、2019年末、独立派の南部暫定評議会は激しい衝突の末、アデンからハーディー政権を追放した。ハーディー政権は暫定的にアデンを首都としている。
緊張緩和を目指し、サウジアラビアは両者の間で権力を分け合う合意の仲介を行った。