
ワシントン: ジョー・バイデン米大統領は7月19日にヨルダンのアブドッラー国王とホワイトハウスで会談する。ホワイトハウスが水曜日に発表した。
中東地域の安定の導き手としてのヨルダンのイメージを揺るがしたヨルダン王室内の不和を解消したと王国が発表して間もなく、バイデン氏は国王への強い支持を再び表明した。
ホワイトハウスは声明で「国王陛下の訪問は、米国の主要な安全保障上のパートナーであり同盟国であるヨルダンと米国の永続的かつ戦略的パートナーシップを強調するものになる」と発表した。
また、「中東が直面する多くの課題について議論し、中東の平和と安定の促進のためにヨルダンが果たす指導的役割を示す機会となる」と述べた。
ヨルダン王宮府が7月1日に出した声明によると、アブドッラー国王は3週間にわたり米国に滞在する。バイデン氏がアラブの指導者とホワイトハウスで会談するのは大統領就任後初となる。
アブドッラー国王は、ドナルド・トランプ前米大統領の中東和平案について、ハシム王家のエルサレムにおける聖地管理権を損なう国家安全保障上の脅威になるとして強く反対した。
米国が従来後押ししていたアラブとイスラエルの対立の「2国家共存」による解決を支持するバイデン政権下の米国の政策転換は、人口1000万人の大部分をパレスチナ人が占めるヨルダンに対する圧迫を軽減したと当局者は述べた。
ロイター