
ラマッラー:イスラエル軍は15日木曜日、占領下のヨルダン川西岸地区で、ハマスの「テロ工作員」であるとして告発されているパレスチナ人の学生数十人を逮捕したと発表した。
パレスチナ側の情報筋によると、ビルゼイト大学の学生数十人はトゥルムスアヤ村からバスで帰ってきた時に逮捕された。この村で今月の初めイスラエル軍は、ヨルダン川西岸で今年初旬にユダヤ人学生を射殺した容疑で裁判を待つパレスチナ系アメリカ人の家族の家を取り壊した。
イスラエル軍の声明によると、「逮捕されたテロ工作員の一部はヨルダン川西岸で、送金、煽動、ハマスによる活動の組織化を含む、テロ活動に直接関与していた」。
14日水曜日遅くに逮捕を発表した声明によると、ビルゼイト大学の「ある学生組織」に属する「数十人のテロ工作員」は、軍、警察、および国内治安機関シンベトが関与する共同作戦により勾留された。
軍の広報担当者は15日木曜日、シンベトが捜査を引き継いだと述べた。
パレスティニアン・プリズナーズ・クラブによると、約45人の学生が14日水曜日に逮捕されたが、その後12人が釈放され、未だ勾留中の33人は全員男性である。
同組織は、イスラエル政府が「何百人もの学生の教育を妨害した」パレスチナ人学生らの「計画的な逮捕」を行ったと非難した。
ビルゼイト大学は声明の中で、学生らの今後について懸念を表明し、国際法に違反するとして今回の逮捕を非難した。
「当大学は、学生らの釈放を求めて直ちに介入するよう国際社会に呼びかけている」とその声明で述べた。
AFP