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イラン警察が水問題のデモで発砲する様子が動画に

2019年11月25日、イラン・テヘランで開催された当局主催の親政府集会の警護に立つイラン兵士。(AP)
2019年11月25日、イラン・テヘランで開催された当局主催の親政府集会の警護に立つイラン兵士。(AP)
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19 Jul 2021 08:07:17 GMT9
19 Jul 2021 08:07:17 GMT9
  • 過去にイランの路上では水問題で怒りのデモが行われたことがある

ドバイ:イラン南西部で水不足に対する抗議運動が行われた際、イラン警察が日曜深夜に発砲する様子が動画に映っていた。何日にも及ぶデモで少なくとも1名の死亡者が出たことが確認されており、これはその後に起きた最新の騒動となる。

この動画はイランの人権擁護団体が主催する人権擁護報道機関から出されたもので、スーサンゲルド市内の発砲の様子が映っている。スーサンゲルド市は反体制の強いイランのフーゼスターン州においてデモの中心地となってきた。

動画内では警官が拳銃で空中に向けて発砲しており、他にも最低1回の発砲音が聴こえる。機動隊員がバイクで追いかけ回しながら、デモ参加者に向けて発砲している。

他にAP通信社もフーゼスターン州のデモの様子を報道しており、この動画はその内容に一致している。フーゼスターン州はアラブ系民族の故郷であり、イランのシーア派の神権政治が差別を行っていると訴えている。さらにこの映像はスーサンゲルド市の有名な場所とも合致しており、映っているデモ参加者がいる場所は、先日行われた別のデモの開催地と同じ場所である。

日曜、安全保障を担当するフーゼスターン州副知事が、この騒動で少なくとも1名が死亡したことを認めた。国営報道機関IRNAは、ヴァリオラ・ハヤティ氏がフーゼスターン州シャーデガーン市の市民殺害に関して「暴徒」を非難していることを取り上げた。イラン政府は長い間、デモの騒動中の死亡の責任はデモ参加者にあると非難してきた。しかし政府には残酷な弾圧をしてきた過去がある。

フーゼスターン州ではアラブの分離派が長期間活動している。この地はイラクの独裁者サダム・フセイン氏が1980年代のイランとの戦争の際に占拠しようとした場所である。過去に分離派は石油パイプラインの爆破を行っており、少なくとも25名が死亡した2018年アフヴァーズの軍事パレード襲撃事件などの暴力行為が非難の的となっている。

過去にイランの路上では水問題で怒りのデモが行われたことがある。現在イランでは何週間も輪番停電が行われており、当局はその原因の一部は深刻な干魃にあると述べている。

昨年の降水量は約50%減少し、ダムの水量は減少した。

イランはコロナウイルスのパンデミックによる感染の波に何度も見舞われており、さらに石油業界の労働者数千人が賃金と労働条件の改善を求めてストライキを起こした。フーゼスターン州のデモは、そうした中で発生した。

イランは経済的にも米国による制裁措置で苦しんでいる。2018年にドナルド・トランプ大統領(当時)が、世界各国との間で締結されたイラン核合意からの一方的な離脱を決定し、イランの通貨リアルの価格が下落したためである。

AP

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