
ベイルート:シリア防空軍は22日午前、ホムス県アル・クサイル地区へのイスラエルの攻撃を迎撃した。シリアの国営メディアが報じた。
シリアの軍関係者によると、この攻撃で物的損害はあったが、死傷者は出ていないという。
イスラエル軍はノーコメントとしている。
これとは別に、イスラエル軍は、深夜のうちにレバノン国境からイスラエル領土への侵入が目撃された「2人の容疑者」を捜索中であると発表した。侵入者らが武装している可能性については言及しなかった。
19日には、アレッポへの攻撃を迎撃したとシリアが発表している。
ホムス県はレバノンに隣接しており、イランを後ろ盾とするレバノンのシーア派組織であるヒズボラが、起伏の激しい国境沿いを支配している。
西側の情報筋によると、イスラエルが昨年からシリアへの攻撃を強化しているのは、米国が承認した影の戦争の一環であるという。
これらの空爆はまた、戦闘行為を大幅に増加し始めることなくイランの広範な軍事的影響力を弱体化すべく過去2年間実施してきた反イラン政策の一環でもある。
AFP