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イスラエル大統領が新型コロナワクチンの3回目の接種を受け、60歳以上の人にブースター接種を勧める

この2021年1月13日に撮られた資料写真の中で、男性が、イスラエルのラマトガンにある民間の老人ホームで、ファイザー社/バイオンテック社の新型コロナワクチンの2回目の接種を、イスラエルの救助活動組織「マゲン・ダビド・アドム」のボランティアから受けている。(AP)
この2021年1月13日に撮られた資料写真の中で、男性が、イスラエルのラマトガンにある民間の老人ホームで、ファイザー社/バイオンテック社の新型コロナワクチンの2回目の接種を、イスラエルの救助活動組織「マゲン・ダビド・アドム」のボランティアから受けている。(AP)
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30 Jul 2021 09:07:46 GMT9
30 Jul 2021 09:07:46 GMT9
  • イスラエルは世界に先駆けてワクチン接種を開始し、人口930万人の約57%が2回目の接種を終えている

エルサレム:イスラエルのアイザック・ヘルツォグ大統領は30日、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を受けた。そして感染力の強いデルタ株の感染拡大を防ぐ取り組みの一環として、60歳以上の人にブースター接種を行うキャンペーンを開始した。

ヘルツォグ氏(60)は、テルアビブのシェバ医療センターでファイザー社/バイオンテック社の新型コロナウイルスワクチンのブースター接種を受けた。同氏はブースター接種計画を開始できることを誇りに思っていると述べた。「このとても大変なパンデミックの中で可能な限り通常の生活を送れるようにするためには、この計画は極めて重要だ」

ナフタリ・ベネット首相がヘルツォグ大統領に同行した。ベネット氏は、新型コロナのパンデミックとの闘いにおけるブースター接種の重要性を強く説き、イスラエルがこの計画で集めた全ての情報を共有することを約束した。

「イスラエルは他に先駆けて60歳以上の人々への3回目の接種を進めている。

新型コロナのパンデミックとの闘いは、世界規模の闘いだ。我々がコロナに打ち勝つことができる唯一の方法は、力を合わせることだ」とベネット氏は語った。

ブースターキャンペーンで接種を行うのは健康維持機構だが、このキャンペーンでイスラエルは、米国食品医薬品局(FDA)の承認を待たずに、事実上、3回目の接種の実験場となる。

ブースター接種が始まる前日にベネット氏は、イスラエルでは既に2000人の免疫抑制者が3回目の接種を受けているが、重度の有害事象はなかったと話した。

イスラエル政府は、ワクチン接種の取り組みを強化することが、もっと費用の掛かるロックダウンを回避するのに役立つと期待している。
イスラエルは世界に先駆けてワクチン接種を開始し、人口930万人の約57%が2回目の接種を終えている。多くの高齢者が、国民の中で最も感染リスクが高い層と見なされ、12月、1月、2月に1回目の接種を受けた。

しかしデルタ株が出現してから、保健省は2度、ワクチンの感染予防効果の低下と重症化予防効果のわずかな低下を報告した。

数カ月前は数えるほどだった1日の新規感染者数は2000人以上に急増しており、約160人が現在、重症の症状で入院している。

ロイター

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