
モハマド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領とアルジェリアのラムタン・ラマムラ外相は、国の安定を維持するために、困難な状況にあるチュニジアのカイス・サイード大統領を支援していくことで合意した。
両者は、カイロで行われた会談で、双方にとって近隣国であるチュニジアの最新情勢について話し合った。
会談の結果、シーシ大統領とラマムラ外相はサイード大統領を「全面的に支援」していくことで合意した。
合意は、会談後の公式声明で発表された。
合意により、エジプト・アルジェリア双方は、チュニジアの安全を維持するために、チュニジア国民の「意志と選択」を実現していくこととなっている。
シーシ大統領はまた、さまざまな分野でアルジェリアとの関係を発展させ、両国間の協力、建設的活動、開発を後押ししていくというエジプトの積極的な姿勢を明確にした。
大統領はまた、エジプトの「ナイル川の水に対する歴史的権利」、ならびに水の安全保障を維持するという同国の確固たる姿勢を改めて強調した。
大統領府の公式報道官の声明によると、シーシ大統領は、ルネッサンスダムの貯水と運営に関する規則について包括的かつ法的拘束力のある合意の実現に向けた交渉プロセスを軌道に乗せることの重要性を主張している。
声明によると、シーシ大統領とラマムラ外相の会談では、エジプト・アルジェリア両国に共通の懸念、特にリビアの状況にも焦点が当てられた
両国は、地域全体に脅威を与えるテロや過激派のイデオロギーとの戦いに関する政治・安全保障面での調整や情報交換について話し合った。