
アラブニュース
ドバイ:8月2日にイラク国営メディアが伝えたところでは、イラクは雨不足と高温による貯水量不足を和らげるために、水放流量を増やすことをシリアに求めた。
マハディ・ラシッド・アル・ハムダニ水資源相は、「シリアのタマム・ラード水資源相とテレビ会議を開いて、自身のシリア訪問時に調印した協定に準じて講じられる措置について検討を行った」と述べた。
先月、両国は「定期的に、また緊急時に」チグリス川、ユーフラテス川の水を輸入することに関して、データを交換する協定に調印している。
この協定では、技術委員会の設立と、トルコ・シリア国境で受け取る水量に関する立場の統一も規定されている。
シリアはイラク、トルコとの合同会議への参加意思を表明した、とハムダニ氏は述べ、シリアの同意は水問題での協力の分野における進展を意味していると付け加えた。
ハムダニ氏は、水放流量を増やすことでシリアは両国間で被害や損失を共有することになると述べ、さらに会議は訓練、調査、データ交換に関する継続的な調整と協力の必要性を強調するものだと付け加えた。
ハムダニ氏によると、シリアはイラクでの研究施設の設立に参加するという。