
エルサレム:米国中央情報局のウィリアム・バーンズ長官は、水曜日にイスラエルでイラン情勢を中心にナフタリ・ベネット首相と会談を行ったと、イスラエルの声明で伝えられた。
7月29日にオマーン沖で発生したイスラエルが管理するタンカーへの攻撃について、イスラエル、米国、英国はテヘランの仕業であるとし、この攻撃をめぐって地域における緊張が高まっている。
イランは、疑惑を向けられたドローン攻撃への一切の関与を否定している。この攻撃で、英国人とルーマニア人の乗組員2名が命を落とした。
ベネット首相側が発表した声明では、イスラエルの指導者がテルアビブでバーンズ長官と会談を行い、「イラン情勢を中心とする中東の状況、さらには地域協力の拡大と深化の可能性について話し合った」と述べられた。
バーンズ長官の訪問を発表したこの声明では、同長官が火曜日にイスラエル諜報機関「モサド」の新責任者に就任したデビッド・バルネア氏と会談し、イランの核開発計画と「地域におけるその他の課題」について話し合ったと伝えられた。
3月にCIA長官に就任したバーンズ氏は、占領下にあるヨルダン川西岸地区のラマッラー市で、マフムード・アッバース議長をはじめとするパレスチナ当局者と会談を行う予定となっている。
ロイター