
ダマスカス: 国営テレビの報道によると、木曜日遅く、シリアの首都ダマスカス周辺をイスラエル機が空爆し、大爆発音がシリアの首都を揺るがした。
親シリア政府側のChamFMラジオ局が、イスラエルによるダマスカス周辺の田園地帯とホムス県中央部の州の空爆を伝える中、国営のシリア・アラブ通信社(SANA)は、シリア防空軍がイスラエル機に対峙したと報じた。
ダマスカスの住民からは、15分間にわたってアパートの建物を揺るがすほどの大きな爆発音が少なくとも5回聞こえたとの声が寄せられた。ミサイルはレバノン上空から発射されたとみられ、着弾するまでの間ミサイルが上空を横切る音が住民たちを震え上がらせた。
イスラエルがシリアでの軍事作戦についてコメントすることはめったになく、今回の空爆直後のコメントも、また死傷者についての報告もイスラエル側から出されていない。
これまでのシリアの内戦においてイスラエルは、イランを後盾とするレバノンの過激派民兵組織ヒズボラがシリア政府を支援していることから、ヒズボラへの武器の輸送が疑われるとして、数百回にわたってシリア国内の空爆を実施してきており、それらの軍事作戦について関与を認めたり、論じたりすることはめったにない。
シリアの国営メディアは、今週初め、イスラエルが火曜日遅くにシリア南部の詳細不明の軍事拠点を標的にミサイル攻撃を行ったと報じている。
ロイター