
アラブニュース
ハルツーム:スーダン軍の指導者は22日、権力を分有する文民政治家たちが、内部の争いにかまけて公共の福祉をないがしろにしたことがクーデター未遂の原因となったと述べた。
最高評議会として知られる機関は、2019年のオマル・バシール氏の転覆以来、軍と文民の間の脆弱な権力分担協定の下でスーダンを治めてきたが、その時以来対立が絶えない関係にある。
軍当局は20日、その日の早朝に政権を掌握しようと企てた21人の役人を拘束したと発表した。この脅威により両者の間の緊張は高まっているようだ。
一方、アルアラビーヤ・テレビは22日、サウジアラビアの外務省を引用して、同国がこのクーデター未遂事件を非難したと報じた。
エジプトもまたクーデター未遂を非難し、隣国の暫定政府への支持を強調した。
エジプト外務省は公式フェイスブックページの声明の中で、スーダンの歴史においてこの重要な段階にある、国民の願望に答えるためのスーダン政府の努力に対する支持を認めた。
エジプト政府はスーダンの安定と安全を見守りたいと強調し、そこでの発展への努力を妨害しようとする試みを非難した。
オムドゥルマンでの兵役訓練修了式で、最高評議会議長を務めるアブドゥルファッターハ・ブルハーン中将と、ムハンマド・ハムダーン・ダガロ代理官は、文民政治家たちが個人的な利益を求め、革命の目的を忘れていると非難した。
「それらの政治家たちは、市民とその生活および基本的なサービスをないがしろにして、議席をめぐる争いと地位の分配にかかりきりだったため、クーデターの機会を与えてしまった」とダガロ氏は語り、非常に激しく文民チームを批判した。
クーデター未遂事件の後、文民のアブダラ・ハムドク首相は、軍の再編成と、紛争の主要な原因である、文民の監督下に事業利益をもたらすことを改めて要請したが、その演説において以前ほど軍と文民の団結を強調しなかった。
政党は市民に軍政を拒絶し、革命を守るように呼びかけた。ブルハーン氏はそのような声明を「受け入れがたい」と語った。
「市民は誰から革命を守るために立ち上がるべきだろうか。我々、軍隊からだろうか。我々は革命をあの政治家たちから、革命を盗もうとする者たちから守っているのだ」
ブルハーン氏によると、2024年初頭に予定されている、民主主義と選挙への移行に最も関心を持っているのは軍である。
「文民政治家たちは争いと怒鳴り声に満ちており、すべてにおいて我々を標的としている」と同氏は述べた。
二人とも、自分たちの力が正しく評価されていないと感じたと述べた。
「軍は四六時中屈辱や侮辱を受けているのだから、クーデターが起きても何ら不思議ではない」とダガロ氏は語った。