
ニューヨーク:イランのホセイン・アミラブドラヒアン外相は24日、イランが2015年のイラン核合意再建に向けた協議に「非常に近いうちに」復帰すると、記者団に語った。
「イランは交渉の席に戻る。現在、ウィーンでの交渉文書を見直しており、イランは非常に近いうちに『4か国プラス1か国』との交渉を再開する」と、同外相が述べた。
外相は、イランと2015年核合意に今も参加している5か国(英国、中国、フランス、ドイツ、ロシア)との間で4月に始まった交渉に言及した。イランが米国当局との直接交渉を拒否しているため、ヨーロッパの外交官が米国とイランの主要な仲介役の任を果たしてきた。
イランは核合意の下、経済制裁の解除と引き換えに、核兵器製造に繋がる可能性のあるウラン濃縮活動を縮小してきた。しかし、米国のドナルド・トランプ前大統領が2018年に核合意から離脱し、制裁を再開したことで、イラン経済は逼迫し、イランが段階的に核合意の履行停止を進めてきた。
ロイター